歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2013-06-11

石碑チュートリアル二回目です!

6月7日、約一か月ぶりの石碑チュートリアルです!

天気は曇りでしたが、まあ…あまり暑くなくて丁度よかったかもしれません。

今回は13時から活動でした。

私は14時からの参加だったので、その間のことは分からないのですが…。

13時組と14時組が合流した後、まず向かったのは【姥神】です。

やまぶきロードという道を登っていくと見えてきます。

凄く、見られているような気がします…。

 

ここは、去年の先輩方が調査しているのですが、改めて確認しに来ました。

方位磁石を使った石碑の向きの確認を始めとして、GPSでの位置測定や、赤外線を出すハイテクな計測機械で寸法を測りなおしてみたり。

 

そして、次に向かったのは【石行寺・岩波観音堂】

立派なお寺です。

 

まずは、こちらにも石碑がありますので、先ほどと同じように石碑の計測確認を行いました。

そして、今回のメインとも言えるかもしれません…

 

『拓本』

 

とってみました。

 

まずは、石碑についた苔などを、ブラシで落とします。

優しく、優しく!

 

ある程度落ちてきたら、霧吹きで石碑を濡らします。

そして、濡れた表面に紙を張り付けて、その上からまた霧吹きで万遍なく湿らせます。

 

濡らさないと、紙が落ちてきちゃうんですね。

あとは、墨ののりが悪くなるのかもしれません。

 

ちょっと下の方、皺が寄っています…。

嫌な予感。

 

とりあえず、墨をつけてみます。

拓本用の墨ってあるんですね。

タンポというものに墨をつけて、トントンと叩くように紙に墨をつけていきます。

 

ですが、これがなかなか重労働でした…。

一度に4人での作業。

しかも途中で交代したにも拘らず、この作業に10分近くはかかったかもしれません。

一人でこれをやっていたら…。

想像したくないですね。

 

何はともあれ、全体に墨をつけ終わりました。

写真では少し見にくいかもしれませんが、文字が彫ってある場所が浮き上がって見えます。

あとは、この拓本を石碑から慎重に取り外し、慎重に新聞で包みました。

ただ、意外とこの紙は水に強いようで、そこまで慎重にしなくてもよかったみたいです。

とはいえ、用心するに越したことはないのですが。

 

霧吹きで濡らしましたから、乾くまでは先生の部屋に保管です。

とりあえず、今回のチュートリアルは終わりです。

 

恐らく、先生以外はみんな拓本を取るのは初めてです。

さて、人生初の拓本は…

 

やっぱり、下の方に皺が寄っちゃっていて、少し見にくかったですね。

でも、これから何度もやっていけば、いいのが取れるはずです。

精進あるのみ!!

 

 

次回からは、金曜14時から17時までの活動になります。ちなみに、基本二週間に一度です。

この通り、人手がいる作業ですから、多くの方の参加をお待ちしてます。

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