7月2日 山形市内まちあるき
ふだんなにげなく過ごしている自分たちの町をみんなで歩いてみよう!という企画。
1年生全員と5名の教員が町に繰り出しました。
午前中は県立博物館、明治の病院建築である済生館、整備が進む山形城跡を見学。
午後は5つの班に分かれて思い思ひに集合場所の「文翔館」を目指しました。
私の班は路地をうろうろあるきながら近代建築の保存と活用をみてきました。路地にはコールタールやクレオソートが塗られて現役で頑張っている木製電柱が何本もありました。本町あたりでは江戸初期の絵図にある用水が明治に石積み修理されながら今も開渠となって流れています。七日町には近年町並み整備で再生された御殿堰があり、あわせて往時の記憶を伝えています。
お城を出て最初に目に留まったのが木造の教会建築。それからは回り道をしながら大正ロマン漂う建築をみながら目的地を目指しました。山形市内にはすでに知られている近代化遺産だけでなく、路地のあちこちに江戸初期からその風景をかえてきたまちづくりの遺産が数多く眠っています。そこに価値を与え、保存活用しながら新しい町のすがたを見据えていくのが次世代を担う若者たちの仕事だと思います。西村写真館のむかいで話を聞いた元豆腐屋のおじいさんは3代前からのことを語ってくれました。モノは残りますが「人の記憶」は消えていきます。有形の遺産だけでなく、人の記憶という無形の遺産も未来につなぐためにたくさん話を聞きましょう!
まちあるきの楽しさは、思わぬ発見のよろこびです。目がたくさんあればあるほど気づくことも多いのです。
目的を決めて歩くもよし。ひとりで思索にふけりながら歩くもよし。大勢でわいわい歩くもよし。いずれにしても予期せぬモノやコトに出会うはずです。
そんな面白さの一端は伝わったでしょうか。
先日の仙台オープンキャンパスで「ブラタモリ」の大ファンだという高校生が訪ねてきました。
地形や樹木などの自然を見る目、建築や水路などの人工物を見る目、それに歴史の知識が加わると「まちあるき」は病みつきになります。そんな楽しさについて語り合いました。高校生にしてはちょっと早熟じゃない?と思いつつ。