歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2012-12-23

雪舞う骨寺

 2012年も残り10日を切りました。一年とは早いものだなぁとしみじみ感じますね、KUSSYです。少しばかり報告が遅れましたが12月9日に岩手県一関市骨寺地区にて行われた『中尊寺米納め』へ参加してきました。この催しは、中世の頃より強い結びつきを持っていた骨寺荘園と平泉中尊寺の一端を現代に復活させ、この伝統を未来へと継承していくことを目的とし、その年に収穫した荘園米を中尊寺に奉納するというものです。

 

 前夜からの降雪により、骨寺は一面の銀世界となっていました。白装束や荘園米を担いだ蓑の行列と雪景色がマッチして、夢か現実かと思われるほど幻想的な光景でした。駒形根神社~慈恵大師拝殿までの雪で隠れてしまった田園沿いの道を進み、途中にバス移動も挿みながら平泉中尊寺拝殿まで巡行し米を納めました。

 骨寺地区のお爺さん・お婆さんから地元の小学生までと米納め参加者年齢は幅広く、この様にして上の世代から下の世代へと伝統の継承が行われつつ、中尊寺と骨寺との結び付きも継続していくのだと感じました。

 余談ですが、駒形根神社で頂いた甘酒が大変おいしかったです!甘酒と雪景色の組み合わせに風情を感じました!

 

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