歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2013-05-08

韓国全谷里旧石器遺跡祭りスタート(その1)

 韓国からカムサハムニダ!

  もう韓国に来て三日が経過しました。いよいよ、5月3日~5日5日にかけて旧石器祭りが始まります。今回は祭り1、2日目について書いていきたいと思います。

  会場は全谷里の公園で行われました。旧石器時代の祭りということもあり、提灯がハンドアックスの形であったり、原人の生活を再現した像が所々にあったりと会場は旧石器時代一色でした。この祭りでは、私たち以外にもブースを開いており、貝殻などを使ってのアクセサリー作りやアーチェリー体験など、遊びながら旧石器時代を学べるものが多くありました。このような祭りを開催できるのは、全谷里の人々だけでなく、他の地域の人たちも遺跡に興味を持っているからであると思うし、遺跡をこれから先も保護していくためにもとても重要な祭りであると実感しました。日本も見習っていくべき点でもあると思います。

  さて、お祭りは1日目から多くの参加者が集まりました。8時半から準備を始め、10時からブースを開きました。私たちの東北芸術工科大学のブースでは、日本から送った黒曜石や頁岩を使い、直接打撃や押圧剥離の体験、そして石器を使ってジャガイモや革などを切ってみる体験等を行いました。韓国では珍しい黒曜石を目にした参加者たちは「宝石ですか?」「何処で取れますか?」などと多くの人が興味を示していました。直接打撃は危険を伴うので、子供たちが長井先生から直接教えてもらい、中には鋭いナイフを取る強者もいました。

直接打撃を教えている

 

細かい加工、押圧剥離を教えている

 

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