2003年に考古学研究室が測量調査を行い、一辺15~16mの方墳と推定されました。
今回のトレンチ調査で周溝から壷形土器が出土し、4世紀前葉~中葉頃の築造と判明し、古墳前期の日本海側北限をなす古墳群であることが確認されました。
5日間という短い時間でしたが、3年生を中心に、2年生、4年生がまとまり充実した成果を上げることができました。全日参加してくれた高校生のTさん、昨年に続き参加してくれたO大学のHくん。将来を担う地元出身の若者が調査に参加してくれたことはとても頼もしく感じました。
事前の刈り払いだけでなく、毎日現場に足を運び声をかけてくれた地元の郷土研究サークルの皆さん。埋め戻しまで手伝っていただきありがとうございました。
5日には芋煮会を開いていただき楽しいひと時を過ごしました。不足する器材をお貸しくださった鶴岡市教委。あれこれ差し入れしてくれた宿舎の管理人さん。発掘を承諾いただいた地権者ならびに鷺畑町会の皆様。感謝申し上げます。
懇親会のあと、学生たちは翌日の説明会のために案内看板や模式図作成など夜遅くまで作業をしていました。
6日の現地説明会は晴天に恵まれ、地元の方々を中心に60名ほどの方々が来てくださいました。
学生たちは見学者に囲まれ緊張しながらも一生懸命説明していました。
解説図とピンポールで遺構を指しながら説明する3年生メモを見ながら必死に説明
あたりがうす暗くなったころ埋め戻し完了!お疲れ様。