先週の土日は1年生の研修旅行がありました。
4月に入学して以来、泊りがけでのフィールドワークは初めての経験です。
今回の行先は茨城県。
2日間かけ、「茨城県自然博物館」「筑波山」「ひたちなか市埋蔵文化財調査センター(虎塚古墳・十五郎穴)」「茨城県立歴史館」を回りました。
さすがに移動時間も長く、バスの中ではなんとなく眠そう。
しかし見学地に着けば、各々自分の興味のあるものを見つけ、熱心にメモを取っていました。
個人的に一番おもしろかったのは筑波山です。展望台から見下ろす平野はとても壮大でした。
どのあたりが古い集落なのだろうか?
あの集落はどういった人々が住んでいるのだろうか?
あの場所はどういった経緯で造られたのだろうか?
風土が違えば、歴史や住む人々も違ってきます。
遠く、霞んではいますが、霞ヶ浦と思しき湖(?)も見ることができました。
先生方は霞んで見えるから霞ヶ浦なんじゃないか、なんておっしゃっていて、それにもなんとなく納得してしまうような風景。
実際のところ、霞ヶ浦の名前の由来ははっきりしていないようです。
ちなみに山形市内にある霞城(=山形城。現在は霞城公園となっている)ですが、これは上杉勢が山形に攻めてきたとき、市内の西にある富神山あたりから城の様子をうががうも、霞によって山形城の位置がわからなかったとされることが由来とされています。
富神山(とかみやま)も、山に登って山形城を伺ってみたが、霧が晴れず、十日登ってみても見えない、十日見(とおかみ)山から来ているらしいとか。
機会があれば山形の山々にも登ってみてくださいね。
ちょっと脱線しました。
ともかく、なかなか濃い2日間でしたね。
座学とはまた違い、自分で歩き、見て、聞くことで、自分なりの「問い」が発見できたのではないでしょうか。
どんな「問い」を見つけたのか、「問い」にどのような答えを見つけるのか、楽しみに思います。
1年生、2日間おつかれさまでした。
準備室からでした。