朝から学生たちと天童市西沼田遺跡公園に出かけ、土器鍋による炊飯の実験を行ってきました。サポーターズネットワークの皆さま、ご協力ありがとうございました。
復元建物には灰を敷いた囲炉裏が設置されており、実験にはこの施設を利用させていただきました。
湯取り法(熾き上蒸らし)によるスス・コゲパターンを把握するのが目的です。
灰は保温性があり、火の付きや熾きの保存がよいことを実感しました。そして、いつもながら薪や火を扱うことの難しさよ・・・
しばらく忘れていましたが、私が子供のころには囲炉裏や火消し壷は現役でした。実家の隣の家にはまだ「灰小屋」が残っています。現在も、あく抜きなど一部に灰の利用が残っていますが、かつては暮らしや生業の多様な場面で使われていたものです。灰の効能を改めて実感した一日でした。