歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2008-10-11

徳川大坂城と豊臣大坂城


石垣研究会があって学生たちと大阪に行ってきました。午前は汗ばむ陽気の中、大手門から桜門、本丸天守台、青屋口、京橋口と、石垣を見ながら大坂城を半周。事前勉強会の成果もあり、石垣を見る目は肥えたようです。

午後から大阪歴史博物館で開かれた石垣研究会に参加しました。天下普請(天下を取った大名が自身の居城など要所の城を、諸国諸大名に分担施工させること)体制や各地の城石垣の技術変遷について、文献史と考古学の研究者がそれぞれ発表しました。聞いていた学生たちにも、コメントを求められる場面がありました。

2日目午前は、天守閣博物館の収蔵庫で、秀吉が石取りの定めを記した「築城掟書」や石垣施工分担図にあたる「普請丁場割図」、石曳図屏風など、数々の貴重な史料を閲覧しました。本物の迫力に目を白黒。こんな経験はめったにできません。館長さんありがとうございました。それから企画展「徳川大坂城」を見学。さらに城外に出て、館長から大坂城下町の変遷についてレクチャーを受け、最後に豊臣大坂城の石垣を見学しました。これは発掘調査で検出されたもので、慶長3年頃の築造と推定されています。ビルの下から移築復元されました。現在ある徳川大坂城は元和6年(1620)から3期9年かけて作られたもので、豊臣から徳川初期(1590〜1620年代)への石垣技術の変遷や大名相互の技術差がよくわかります。

午後は「真田幸村」組と「万博記念公園」組にわかれ目的地(前者は真田の旧跡や四天王寺、後者は国立民族学博物館)を見学、夜伊丹で合流しました。

今回の城ツアーのメンバーは2年生。これまでのツアーとは異色の顔ぶれとなったのは「真田幸村」好きの学生があつまったからです。最近は戦国武将好きの女子大生が増えているとか。TVでやってました。

この日は真田幸村が大坂城に入った記念日だそうで、この連休、天守閣前では大阪城・上田城友好城郭提携イベントが展開されていたのでした。ユキムラTシャツ買ったの?





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