歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2008-06-30

葉山山岳マラソン


 6月29日は、山の内で、葉山山岳マラソンが開催されました。霊峰葉山を望む山の内。旧山ノ内小学校前を朝8時にスタートし、崖のような登山コースを駆け上がり、葉山神社奥宮を通過して、樽石大学まで降りてきて、碁点温泉がゴールという、何とも激しいマラソン大会です。
 残念ながら、私たちはマラソンに参加した!のではなく、コース案内やゴール後の懇親会会場のお手伝いにうかがったのでした。今回は、学科の1年生にも参加してもらいました。
 マラソンには40名近くの方が参加し、高校生(山の内の方)から68歳の元気な男性(内田裕也さんのようにロックな方でした)までいらっしゃり、ほとんどの方が完走されました。私たちも(というより学生たちかな)、少しは鍛えて、来年あたりは誰かマラソンそのものに参加する、ってことも考えた方がいいかもしれません。負けていられませんよ!?
 夕方からは、旧小学校の体育館で懇親会が開かれました。山の内では、何かのイベントには必ず飲み会がつきものです。もちろん、表彰式もあったのですが、一番盛り上がったのは、マラソン参加者もお手伝いの方もみんな一緒の抽選会。景品は、60キロのお米から、地元の方の焼いた炭、さくらんぼ、厚岸町のこんぶ、葉山のブナの苗、バラの苗など、もう数も種類も半端じゃない。学生たちも、それぞれ何か当たりました。私は、バラの苗木が当たりました。がんばって育てます。
 早朝出発で大変でしたが、今回もとっても楽しい山の内でした。
(ブログに書いているのはイベントばかりですが、もちろん、民俗調査もしているんですよ。)
 

2008-06-30

山の内山菜まつり


 2008年度の山の内での調査も半ばを過ぎて、昨年度より少しだけ山の内の方々との交流も深まってきたように思います。
 6月1日(日)には、旧山の内小学校で開催された「山菜まつり」のお手伝いをしました。今回は、人手もいるということで、学科の2年生に声をかけ、15人以上の学生たちと参加しました。
 まず、評判がよかったのが、山菜の売り子を行った2年生たち。2年生は山の内を訪れた学生がほとんどだったのですが、すぐに打ち解けて、また、数ある山菜の名前を教えてもらって、一生懸命声を張り上げて売り子をしていました。その様子、山の内の方々も感心していました。
 それから、売り子さんの他に、芸工大生企画として、遊びの広場「集まれ!昭和っ子 平成っ子」を行いました。山の内の子供たちと、山菜祭りに訪れる子供たちと、何か交流がしたい、という学生たちの思いで企画されたものです。
 とにかく元気いっぱいの子供たち。かけっこやだるまさんがころんだ、など、学生たちも体力の限り、「一生懸命」遊んでいました。
 また、当日は、西沼田遺跡公園の学芸員で、歴史遺産学科の卒業生である秋葉さんにもお手伝いいただき、歴史遺産ならではのアンギン織りの体験も行いました。予想外に、地元の男の子がアンギンに興味をもち、いろいろな材料で何度も織っていました。
 それ以来、山の内に行くと、子供たちが学生たちに「あそぼうよ!」と自然に寄ってきてくれるようになったように思います。
 しかし、おそるべし子どもの体力。私は、とてもついて行けないので、学生にお任せいたします。

2008-06-30

山の内での報告会、盛況


 3月2日、旧山ノ内小学校にて、昨年度一年間の民俗調査の報告会「山ノ内の人々と暮らし」を開催しました。
 テーマは、山ノ内小学校に残されていた写真を手がかりにした「戦前から戦後にかけての学校教育」、小正月行事を中心に調べた「山ノ内の冬の行事と暮らし」、狩猟や炭焼き、養蚕など、山ノ内の山の使い方について調べた「山の暮らしと地図」の三つでした。パワーポイントを使った報告会の他、小学校の教室を使って、写真やパネルの展示も行いました。
 当日は、聞き書きでお世話になった地元の方々を中心に100人以上の方が参加してくださり、様々なご意見や質問をしていただきました。
 これをはげみに、今年も山の内での調査、学生とともにがんばっていきます。

2008-06-30

おさいとながし


 山の内の雪まつりには、実験表現研究会の学生たちにも協力してもらいました。雪灯籠でどんなものを作るのか。民俗学を専攻している歴史遺産学科の学生たちと、芸術系である実験表現研究会の学生たちが、何度も話し合い(時には衝突しあい)を繰り返し、最終的に本番で作ったのが、この「おさいとながし」。雪まつりのイベントの最後に行われる火祭り「おさいと」をモチーフに、雪でおさいとを形を作って、そこに村の人々に顔を付けて象ってもらい、顔型の後ろをろうそくで照らす。すると、少し不気味に、顔、顔、顔が浮かび上がってきました。
 山の内の方々も、「冷て!」と叫びながらも、何人も顔型をとってくれました。ご協力ありがとうございます。
 翌日、地蔵講に参加したときにおばあちゃんたちに感想を聞いたところ、「最初は、どうしてあんなところに樹氷みたいなものをいっぱい作ってるんだろうって思ったけど、夜近寄ってみたら、顔だったんでびっくりした。」と。結構楽しんでいただけたようです。
 歴史遺産学科と芸術系の学生とのコラボは、何とか成功したようです。

2008-06-30

山の内の雪祭り


 六車の担当する民俗学演習では、村山市山の内地区の民俗調査を行うとともに、旧山ノ内小学校を拠点に、地域の方々と交流する活動も行っています。
 2月23日には、山の内最大のビックイベントである、「ふるさと雪まつり」が旧小学校の運動場で開催され、そのお手伝いとともに、雪灯籠作りを行いました。
 葉山から吹き下ろす雪の嵐に、みんな飛ばされそうになりながら一生懸命雪灯籠を作りました。
 雪祭りの夜は、地元の方々との反省会という名の飲み会
へ参加。この酒の場で、学生もおじさんもおじいちゃんも青年団もまざりあってわいわい騒ぐのが、また楽しいのです。

2008-06-24

もち米カレー


狭いところに沢山の人が集まりました。調理をしながら野焼きの煙にいぶされ・・・逃げ惑いながらも懸命に実験データを記録しています。放送大学のテレビカメラクルーによる取材がありました。その脇ではカマドで蒸したもち米にカレーをかけた「もち米カレー」を食べています。

2008-06-23

コンテンポラリーアートと考古学


 24日は韓国梨花女子大の現代美術家−曹徳鉉先生による特別授業がありました。歴史遺産学科の学生向けに世界各地で行っている「発掘プロジェクト」の解説などをしていただきました。一連の作品は地域や自己に内在化する歴史の記憶を 掘り起こす作業で、そのプロセスは私たちが行っている歴史遺産研究と根底でつながっているものでした。発掘で出てきた不思議な遺物(現代に埋められた)をもとに、記憶から消えた、忘れかけていた歴史を甦らせていく。それはフィクションか、ノンフィクションか。その揺らぎの中で展開していく作品は、逆に考古学や歴史学の方法を相対化することを迫ってきます。アートと歴史・考古・民俗の接点、協同の可能性について示唆に富む授業でした。 
 なぜ、本学は芸術学部に歴史遺産学科があるのか。歴史遺産学科のある芸術学部の魅力、価値について少しは理解できたでしょうか。

2008-06-22

火を使う


梅雨空の合間をぬってチュートリ3年生主体の野焼きが行われました。覆い型野焼きでは点火後まもなく煙の勢いが弱くなり、一瞬沈火・・・・と心配させましたが、機転を利かせてトラブルを乗り越えました。火をうまく扱えるようになるためには試行錯誤、たくさんの経験をつんでください。調理では久しぶりにバームクーヘンが登場!

2008-06-21

チーム「すてっぷ!」


芸工大チームによる白竜湖畔でのボーリング。白竜湖の湖面変動に関する新事実が判明!成果の発表が待たれます。

2008-06-21

白竜湖畔にて


いいコアが取れた満足感ただよう記念撮影。暑い一日、いっぺんに日焼けした顔が並びます。

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