発掘現場がある羽山の麓には、「源福寺石鳥居」と「愛宕山石鳥居」があります。
内転びの顕著な柱に両端が反り返った島木・笠木、荒々しく豪放なたたずまい。木造鳥居にはない石造物の迫力が感じられます。
隣のぶどう園から「おたくなんか用?」と言いたげな顔で、車に近づいてきた犬・・・
現場がお休みの間、卒業生たちが訪ねてきてくれて、楽しい時間を過ごしました。
九州大院のKさん、入学以来の一貫した夢をかなえるため国内外でがんぱっている姿、眩しい限りです。ヨルダンの調査の話、もっと聞きたかったです。卒業後に出会った臨床医療の道、研究発表を重ねながら、来る海外での学会発表の準備をすすめるSさん。一旦就職した会社を辞め、初志貫徹、日々努力するMさん。2年生のクリスマスの日に突然我が家にあらわれた彼女たち。その後の成長ぶりに目をみはりながら時間を忘れて語りました。
そして、今日は宮城県から現場に来てくれたYさん。古墳の情報と、いい知らせ♪をありがとう。地域に根付いたいい仕事をしてください。
昨晩青森を旅立ったあこです。9月2日から北海道にて田口ゼミのゼミ旅行があります。一か月程前からM田が先発隊として利尻島にて考古学の現場で修行しています。それに便乗というか、自分も滅多に来ない北海道を楽しむべく先発しちゃいました!!!
帯広駅のはちみつ屋さんや金沢出身の現道民のおじいさんと話をしました。北海道では寒すぎるので蜂が越冬できないそうです… 鹿児島ら辺で越冬して北上させてくるそうです。すごいスケールだょね笑 「トチ」のはちみつは北海道には少ないそうで、北上する際に東北地域でGetできるみたいっす!!!
列車の中からの風景も素晴らしかったです。よく言ったものですね、『北海道はでっかいどー!!!』って。草原も森林もどーんッとしてました。
今回、諸事情により写真はまた今度にさせていただきます。
今年の山形は「涼夏」でした。心配された日照不足はお盆明けの好天で杞憂でした。
稲穂が垂れ始め、稗は高く穂をのばしています。そんな稲田に今年もがんばっている人がいます。
今年は8月8日(土)に初めて姿を現し、日々銃を構えています。行き帰り、心の中で「ご苦労さま」と声を掛けているのでした。
どーも、あこです
今日もひとりで行動中… 金山町を越えて真室川町の及位へ行きました。及位って「のぞき」って読むんですょ!!!
一昨日木挽き経験者さんに聞いた話を昨日まとめ、わからないところを聞きに行きました。今日は作業工程についてもっと具体的に細かいところまで聞けました。すごいんですねッ 木を切るひとつにしても頭を駆使してます。
午後にお邪魔したのですが、ご飯の心配をしてくれてパンをいただきましたー。朝が早く遅い朝飯を食べただけだったので、とっても助かりましたッ ありがとうございます。ごちそうさまでした。
帰りはお宅から及位の駅までゆっくり歩いて行きました。完璧変人扱いです。犬に吠えられました。トンネルの中初めて歩きました。車の人が不思議そうに見てました。カメラを持っていたので、おばちゃんにカメラマンと勘違いされました。
そんな一日で、今日も疲れて爆睡できそうです笑
えー、あこさんです。今日はひとりで金山町の森林組合に行って参りました。森林組合さんに新庄駅まで迎えに来ていただけるという畏れ多い待遇を経験してしまった…
組合さんに到着すると、ザクッと話をしました。内容は木材の相場、チェーンソー以降の林業などについてですね。その後は、組合さんのビデオを鑑賞しながらお昼をいただきました。メモしながらの早食いはキツイものがありました…
午後はノコ鍛冶さんと木挽き経験者のお二人を紹介していただき、早速会いに行くことにッ
「展開早ッ!!!」 By心の声…
二時間くらいで今日のところは失礼しましたが、実際に使用されていた道具を見ながら説明していただいたり、リポDっぽいドリンクもらったりとお世話になりました。ありがとうございます。
明日は今日聞いた話をまとめたり、借りた文献をザクッと呼んだりして、明後日再びお会いするのに備えますッ!!!
追伸
新庄祭りしてたので、ダッシュで10分見てみた。からあげ君が棒に刺さってない!!アイスの屋台が移動式じゃない!!大阪焼きが薄い!!鯉釣りがなかった…
衝撃の10分でした…
発掘もお休みです。
ここぞとばかりに、睡眠をむさぼりました。
「とうりょう」と呼ばれ反応してしまう、T2号です。
5号墳担当の私でしたが、なんとか終わり、
昨日から3号墳に吸収となりました。
近くに人がいることが嬉しいと感じた一日でした。
そんな私が先日までお世話になった、
孤墳(5号墳)で出会ったモノたちを今回は紹介します。
トップバッターは、やはりカモシカさん!!。
残念ながら写真は持ってないのですが、
最初の割り付け作業の時に、親子で来ていただきました。
お次は、黒い羽根のトンボ?です。
初めての出会いでした。
ビックリしすぎて、数秒間動けませんでしたから。
そして、出会ってしまってどうしようかと悩んだセミ君。
まさか、いるとは・・・
一瞬、W先輩を叫んで呼ぼうかと思いましたよ(笑)
土を掘っているとこんな出会いもあるんですね。
最後に、不思議なキノコ。
かさが反対ではないですか!!
森を知らずに育った私には、カルチャーショックでした。
このほかにも、山のぬしである蜂とか、
一緒に5号墳まで登ってくれるカエルさんとか、
挙げたらキリがないほどの出会いがあります。
こんな風に自然と触れ合う発掘も、残り1週間となりました。
現地説明会に向けて、ラストスパートです。
体調には十分気をつけて、みなさん頑張りましょう。
では、また。
当日のカモシカさん アップしておきます。
土曜日は赤鬼がお休みです。
昼食はそれぞれ弁当を買って思い思いの場所で食べます。
現場はすっかり秋めいて、例年通り早いドングリが落ち始めています。まだ青いどんぐりです。空を見上げるとコナラの葉っぱには虫食いの跡が・・・・。
土の中には大小のミミズやアリやセミ(幼虫)、名も知らぬ様々な虫が生きています。土を掘っていると突然出てくるのでびっくり。キャー!という悲鳴が。でもびっくりしているのは彼らのほうですから。
ちかごろ、家の中でアリが行列を作って歩いている姿を見ることがなくなりました。お昼に買ったミスド・ハッピーセットの箱を小屋においておき、3時のおやつのときにあけたら大量の小アリがたかっていました。そう、ここは山のなかでした。学生たちは上手にアリをはらい、おいしそうに食べました。現場に来るとあたりまえのことですが、少しは人間らしく?なったかな。9月に学生たちとタイに行く予定です。タイではホテルでも普通にアリの行列が見られます。現場でアリに対するアレルギーを払拭しましょう。
現場のおわりにはシート掛け。手際よく何枚ものシートを張っていきます。
えー、あこさんです。飛島二日目の座談会も無事終了し、今日はただ帰るだけです。ということで、船の出航まで各自自由行動ということに…
N塔はお世話になった法木のお家に向かうことに。Jョンは岬を見に行くことに。自分は足が不調のため、法木越えが不可能なので写真撮影という感じで…
ちなみに、「法木越え」とは法木という集落に行くためには一度頂上に登らなければならず、急斜面と体力との戦いを乗り越えるという試練のことでです。調査班の中では名物です笑
途中まで一緒に行き、N塔は法木越えコースへ。Jョンはケモノ道へ。自分はでかいタブの木を求めて。
タブの木、てふてふ(喋喋です)、黒松、海岸… 一周りしても少し時間が余りました。なんだかスッキリしないので、そのまま海に突っ込みましたッ!!!
カメラは安全な場所ですが、自分自身じょびじょびです笑
そんなところへ、A部さんがやってきて写真を撮られました…A部さんの感想は、
「フツーひとりでしないょね??最低二人でやることだょ。ある意味勇者だわ笑」
だそうです。でもでもでも!!あとでJョンがフォローしてくれた笑
「あこさん…勇者は二人はいりません。」
ありがとう。
そんな感じで服を店先に乾かして、皆で昼食。もちろん飛びっこラーメン!!!
食べたら船の時間になりました。さよなら、飛島。いつもならウミネコがかっぱえびせん欲しさに出迎えますが、時期ではないので一匹も来てくれませんでした…
そんな感じで飛島との別れの時間。今回は調査というよりは企画展と座談会でした。私たちが二年間続けてきた調査の集大成のようなものを島に還元する形になってます。しかし、現状は島の生活には何の役にも立ちません。でも、私たちが島に入り話を聞くことで、企画展でイベントをすることによって少しでも島の人たちが笑顔になってくれる。そんなことしかできません。いつまでたっても歯がゆいですね…自分の無力さを感じます。だからこそ、「自分に何ができるのか」を常に考えさせられます。そうやって何かを掴んで、少しでも成長できたらと思います。これからも飛島だけでなく、他の調査先でも初心を忘れず精進したいですッ!!!
四年になると卒論も就活も忙しくなる。あとは後輩に伝えることを伝えて卒論という隠居生活に耽るだけですね… 後輩、頑張れッ!!!自分も頑張る!!!
Jョンは企画展の片づけよろしくお願いします。自分は北海道で行けません。ごめん、頼んだ!!!
発掘は佳境に入ってきました。
しかし、遺跡はなかなかしたたかで、我々の思い通りには姿をあらわしません。仮説をたて、掘っては裏切られ、また仮説をたて検証を試みる。毎日その繰り返しです。日々新たな情報の出現にみんなで頭を悩ませ遺跡と戦っています。
本日で5号墳の発掘が終わりました。「棟梁」がひとりで発掘から実測、埋め戻しまで完結させました。
今日は4時過ぎから大雨。しばし小屋に非難。転倒者続出。
明日から博物館実習で現場を離れる「信ちゃん」が雨の中、名残惜しげにハイジに乗る。