9月6日から、絵描き屋に転職。
色々あり今まで働いていた民宿のスタッフを辞めて、残りの滞在期間を、頼まれていた絵描きに没頭することにした。
小さい島の小浜では今、看板やイラストを描けるのはウチぐらいしかいない。
それに、島人さん達も大金出してまで業者に看板を頼む余裕はない。だから、ウチが小浜にいるうちに、島の人がウチに求めている、看板描きやイラストデザインなどの絵描きを精一杯やっていく。これが、最終的に小浜でウチが一人前に認められた仕事。
だが、民宿のスタッフを辞めたら、ボランティアで絵を描くから収入はゼロ、住むところがない、食料は・・・。
どうやって、残り約3週間小浜で生活していくか(+o+)
でも、どうにかなるもんだね。
今まで使わせてもらっていた部屋を、なんとか帰る日まで使わせてくれることに。
寝れる場所さえあれば、お金なくても何とか生きていける。
食べ物はいざとなれば海で貝でもとれば、なんとかなるでしょう(~_~;)
朝から夜の8時まで炎天下の中、ひたすら壁に向き合って島人の要望にそって、絵、絵、絵。ついでに商品のラベルまで描くことに。
赤ちゃんから100歳近くまで老若男女、皆に絵描きの姉ねぇと言われ、ウチの絵を時には珍しそうに、でも笑顔で見て行ってくれる。
だが、70代以上の高齢にいくとだんだん、ウチの発想とずっと小浜で暮らしてきたおばぁ、おじぃの中の当り前の考えにぶつかり、「変な生き物!キャハハハ!」「蛙が踊っているのか?」「変な絵!」
と、ストレートに描いているそばから言ってくる。おじぃやおばぁの評価は厳しい。
正直、ウチ(ToT)/エッ・・・。こんな気持ちに何度もなったさ〜。一度だけ、完成していた作品を一部のおじぃやおばぁには不評だったから描き直したら、前の絵を気に入っていた他の島人さん達がおじぃやおばぁに文句タラタラ・・・。ウチの絵で・・・(^_^;)
でも、結局はそういう風に言ってくるおじぃやおばぁも島の中で会うと、
「今日はどこに描きにいくさ〜?あそこで描いた絵、上等さ〜!」
と皆、それぞれお世辞でもなく正直にウチに言ってくれるから嬉しい。「上等!」これ、最高の褒め言葉。
小浜人同士は、お世辞交じりの事は言わない。だから、よくもめ事も愚痴の言い合いもあるが、そんな小浜島でウチにもお世辞なしにウチに評価してくれるようになった島人。
最後の3週間はスタッフで民宿の中で働いていたのではなく、一人のウチとして小浜島の中で助けられながら生活して、島人から色んなこと教わり、怒られ、可愛がられた。転職して最終的には悔いなしのウチ(V)o¥o(V)
9月24日のウチ 次回ラストね。