歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2010-11-30

土鍋料理に舌鼓


玄米・白米炊飯、熊?鍋、芋煮、きりたんぽ鍋、ドングリクッキー、ドングリ団子

土鍋調理のオンパレード

2年生が作ったきりたんぽ鍋と芋煮うまかったなぁ






2010-11-27

帰ってきました

一関から帰ってきました。
研究室でデータの整理をしています。
もちろんひとりです。
こうして画像にすると、普段は気にしないダンボールが寂しさを助長しますね。

今日は最終日ということで早めに作業を切り上げました。
夜の高速道路はこわいので・・・
結局、3日間で280点ほどの作業をやりました。
300点はやりたかったのですがおしかったです。
4000点の道のりはまだまだ遠いですが、色々な古文書をみることは勉強になります。
春休みには何人か助っ人に来てくれるとありがたいです。

2010-11-27

オープンリサーチin北海道


こんにちは、むらっちゃんです。
11月25日から27日まで、ススコゲ調査で北海道へと飛んで行きました。メンバーは北野先生、福田先生、神先輩、獅子座の女、自分の5人という比較的少人数でした。自分は初飛行機だったのですが、獅子座の女に「飛行中に顔が次第に土気色になるのが面白かった。」と言われました。

今回は北海道大学敷地内から出土した、サクシュコトニ川遺跡の土器のススコゲを調査させて頂きました。サクシュコトニ川遺跡の土器は『擦文式』で、アイヌ文化とはまた違った文化だったそうです。

25日の夜に山形を出発したので、北海道・札幌に着いたのは深夜近くでした。翌朝、さすが北海道、山形とは寒さが違うぜと思いつつ北海道大学へと向かいました。

ホテルから北海道大学までは徒歩1〜2分で、今回は移動が楽だなぁと思っていたのですが、そうは問屋が卸さない。北海道大学の広さをなめていました。か〜な〜り広い。獅子座の女曰く、「ディ○ニーランドが入るんじゃないか?」だそうです。なんせ一学部に建物一つですから、大学全体が街のようでした。

サクシュコトニ川遺跡のカマドは、土器が一つ掛けと考えられているそうなので火前が分かりやすいかと思っていたのですが、そうは問屋(以下略)。全体的に二次被熱が多く、土器を観察する経験の浅い自分には、なかなかに分かりにくいものでした。
次第に混乱してきて、「君は赤化しているのか。」と真剣に土器に語りかける始末…。
カマド掛けに使用された土器は、口縁部が短く模様が無いのに対し、直置きは口縁部が長く模様が付いているという作り分けがされていました。

その日の夜、神先輩、獅子座の女、自分の学生組は北海道の海鮮を求め、福田先生の情報を元にあるお店に向かったのですが、思いのほかお値段が高かったので断念。札幌の町をしばし彷徨い、結局札幌ラーメンを食べました。

最終日、引き続き作業を続けました。
今回で自分が参加させて頂いた調査は四回目なのですが、慣れてきたせいか、逆に土器から読み取った色々な情報を、上手く整理することが出来ませんでした。次回までに、もっと頭の回転を早くしたいです。

今回、北海道に行くにあたって、海鮮に胸膨らませていましたが、何故かラーメンばかりを食べていました。でも美味しかったです。




2010-11-26

仕事量


一関2日目の夜です。
やっぱりひとりです。

今日も博物館で古文書の整理をしていました。
古文書封筒から古文書をとりだし、それを読解して「名前」をつけます。「名前」をつけるというのは、?古文書の簡単な内容と、?作成された年月日、?古文書の作成者、手紙のようなものであれば?宛先、などを一覧表にまとめていく作業です。この「名前つけ作業」をちょっと専門的な言い方にすると、「目録をつくる」といいます。
?が一番たいへんです。古文書によってはタイトル(例えば、「検地帳」「年貢割付帳」など)がついてるものがあるので、そういうのはすぐにできるのですが、なかには書かれている内容を全部読まなければならないものもあります。1点やるのに1分もかからないものもあれば、30分たっても終わらないものもあります。
そのような作業を一日やってました。
今日は110点ほどやりました。

ところで、この110点の仕事量は多いのでしょうか?古文書の内容にもよるので、一概には言えませんが、私が大学院のとき、古文書の「名前つけ作業」、1点100円というアルバイトをしたことがあります。
そうすると、1日で11000円稼いだことになります。日給11000円。
時給にすると、今日は9時からおよそ5時位までの作業なので8時間。11000円÷8時間=1375円です。なかなか割の良いアルバイトになりますね。

2010-11-25

久々に・・・

一関市博物館へ史料調査にやってきました。
ひとりです。

8月以来でしょうか?やらなければならない仕事は膨大にあるのにずいぶんご無沙汰してました。

やらなければならない仕事とは、一関市博物館に収蔵されている「槻山家文書」という10000点近くある古文書一点一点に名前をつけることです。半分くらいは博物館の学芸員さんが完成させていて、残り半分の4000点を作業中です。

今年からはじめて、歴産2・3年生のがんばりもあり、現在1000点くらいは終わったでしょうか。
今日、一日やって83点でした。
まだまだ先は長いです。

2010-11-24

最上川の水駅をあるく

山形県教委が調査を進めている最上川沿いの古代水駅の候補地を歩いた。

忙しく野菜の水洗いをしているお爺さんに話を聞いた。この用水が最上と庄内の境だよ。こっちが戸沢村。でもこの道路は旧松山町の予算で作ったんだ。今年の山は熊がたくさん降りてくるよ。。。 そして船着き場に案内してくれた。かつて舟が行き来していた時代、曳舟をするため河原は持って管理されていたらしい。帆船から船外機へ、水難事故のこと、仕事を辞める経緯、自らのライフヒストリーに重ねて舟運の歴史を語ってくれた。

2010-11-23

戸塚山現地見学会、講演会


夏に調査した戸塚山古墳群の現地説明会と講演会が行われた。
現地見学会には90名余りの人が参加し、寒空の下1時間30分、調査成果に聞き入った。今回のイベントは地元上郷地区公民館、小中学校が主体となり、米沢市教委と協力して地域の歴史遺産を自らが学び、顕彰しようと企画したものである。

午後からは地元中学校の体育館を会場に記念講演会が行われた。広い体育館で、暖房がなかなか効かない。シンポジウムの時、壇上で寒くて震えたのは初めてだった。
懇親会のとき、記念講演の講師は、笑いをとれなかったことがもっと寒かった!と嘆いていた。

講演を聞く聴衆の姿勢にも地域差がある。以前、関西で講演した時、ちょっとしたジョークにお客さんが大爆笑してくれる。意外な反応に、こっちはもっと笑ってもらおうと策を練る。すべってもそれがまた笑いになる。そんな関係で講演が盛り上がるとしゃべったほうも達成感が味わえる。大阪は寄席の伝統からか、日常会話にも笑いのやりとりが不可欠とされる。

当の講演、実は大変面白くみんな心の中で大笑いしていたのだが。それを表に出して表現するのは失礼と感じる土地柄なのだ、と周囲からなぐさめれていた。よけい痛い・・・
ちなみに講師は生粋の大阪人。

体育館の壁には上杉謙信と鷹山の額が掲げられている。米沢市の小中学校はすべてそうなのだと。郷土の偉人をまつるのは先史時代から変わらぬ人の営みだ。現生を生きる首長や我々にとってそれは極めて政治的宗教的な行為なのだ。
周囲の話では昔は鷹山だけだったらしい。謙信が加わったのは新しいそうだ。上杉家の始祖と観念された「謙信」が祀られる。これは今日の講演のテーマ「古墳群形成における始祖墓と擬制的同祖同族関係」にぴったりの事象だった。あまり書くときな臭くなるのでこの辺で。

2010-11-21

芋煮会 


こんにちは、謝ゼミの朝顔の君です。
先日、謝ゼミでは4年の先輩方が芋煮会を開いて下さいました!

謝先生の研究室で!

本当は河原で行う予定だったのですが、悪天候のため中止に・・・。
今回はそのリベンジということで、謝先生の研究室をお借りしました。

当日は全て先輩方が準備して下いました (ありがとうございます)
我々3年が5階のエレベーターを降りると、どこからともなく醤油の好い匂いが・・・。

本当にフロア中には好い匂いが漂っていました。
そして芋煮の完成〜♪

山形出身の先輩が味付けをしてくださいました。
芋煮会は14時から開催したのですが、先輩方は午前中から準備してくださっていたそうで・・・
本当にありがとうございます。
肉の旨みが利いた芋煮はとても美味しかったです。

「芋煮は醤油味と味噌味で喧嘩になるよね〜」
「けんちん汁って芋煮みたいなの?」「いや違う」
「豚汁って全国的なもの?」「え・・・うん?」

芋煮に関すること and 関係ないものについて歓談しつつ箸は進み・・・・
やはり最後はこれでしょう!

芋煮会の〆といえばうどんですよね〜。
お腹一杯でもついつい箸が進んでしまいます。
ちなみに、蓮の女神は今回が芋煮会初体験。
女神も芋煮うどんにご満悦の様子でした。
やはり温かいものを皆で食べると楽しいですね。
今回は芋煮も美味しかったのですが、それ以上に先輩方のお話を聴けてとても面白かったです。
(き○ち先生がゼミ旅行中行方不明になり町内放送かけたとか)

先輩方、ありがとうございました!


〜 おまけ 〜

しばしの間、研究室にいらっしゃった「御柿様」。
何てことはない、ただ柿に落書きしただけのものですが。
高台に乗せてみたらなんだかグレードアップして「御柿様」と名付けられました。

食べ物に顔が描いてあると可愛いのですが、いざ食べるとなると
ちょっと罪悪感を感じてしまいますよね。

この御柿様は蓮の女神に差し上げました。
女神はりんごを剥くように、柿を回しながらシュルシュルと皮むきをして食べたそうです。

2010-11-16

伝統の小屋作り


野焼き場に小屋が建ちました。

今年の夏の現場は小屋なしだったため技術の伝承があやぶまれましたが、確実に2年生に伝わりました。

これで天候に左右されず調理実験が行えます。もう冬がすぐそこまで来てます。

2010-11-11

短い秋の日の野焼き場で

久しぶりに穏やかな秋の日。野焼き場では、1年生が考古学の授業の企画で活動しています。一生懸命「穴掘り」するグループ、はしごに登って蔓を採取するグループ。その時、卒業後7年間音信不通だった元ゼミ生がふらりと訪ねてきた。手に差し入れをぶらさげて。

立ち話で、足早に7年間を振り返った。就職、転職・・・、北海道、八戸を経て、今は東京で立派に仕事をしている。大学時代とは違って、自分自身についてしっかり話ができる青年に成長していた。仕事に余裕があるときには遺跡や博物館をみたりしてるらしい。
そして、2年生の時、考古学の授業で焼いた縄文土器を今でももっているという。大学時代を思い出し、成長の過程を振り返るアイテムとなっているようだ。なんとなくうれしく、日が陰り冷えはじめた体が温かくなるのを感じた。


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