早起きして致道博物館に行って来た。寒河江までは霧の中、月山道に入ると朝日を浴びた紅葉が目にまぶしく飛び込んできた。
卒論の調査で鶴岡に1週間あまり滞在するという4年生と合流。見学がてらちょっとだけお手伝いする後輩たち。
卒論を書くプロセスは大学生という時代をいかに生きたか、それを問うのに等しい。社会に出るための通過儀礼であるが、どうせなら誇りと自信を得て出て行ってほしい。
黙々と生の資料に向き合う時間、積んだり崩したり手あかに染める時間、自分の懐で温め寝かせる時間、ひらめく瞬間、書き終えた達成感。
現実逃避の日々は終わった・・・・。資料と自分と向き合おう!
建物は、明治14年創建の重要文化財−旧鶴岡警察署。
玄関脇の個室、なかなか落ち着く部屋だ。
はて?受付?取調室?
こんにちは。
文献ゼミ3年のHRです。
2日目の活動を紹介をします。
大学の一室にて、2・3年生合同で古文書の撮影・目録作成を行いました。
午前と午後に分けて、数人で構成された各グループごとに協力して作業を進めることができました。
古文書の撮影は1グループに1台のカメラが配られ、前日練習した通りに2年生中心になって作業を行いました。
2年生は仕事を覚えるのが早く、とてもテキパキ動いてくれました!
目録作成についてはこの日から実物を使って作成しました。
目録には、古文書ごとに表題や作成者、作成日時、宛名等を書きこんでいきます。
しかし古文書に表題が無い物や、表題だけでは分かりづらい物もあるので、表題の欄に内容がわかるように副題を書くこともあります。
しかし文書の本文は、小さく読みづらい字やだいぶ崩された字等々・・・くずし字を約1年習った程度の私達には、読めない字の数々に翻弄され続けました。
2日目は何度か先生の力をお借りして、皆で力を合わせてなんとか作業を完了しました!
さて次はいよいよ3日目です!
みなさん、こんにちは!謝ゼミ3年のRyomaどんです。時々歴産のブログを読んでいますが、内容が充実しているようですね。(毎日お疲れ様です。)さて、今回は先月に行ったゼミ研修旅行の2日目について報告したいと思います。
9月12日(月)
博多駅(7:50)−長崎駅(9:50) 特急かもめに乗車。
福岡市を出発したのが、朝早かったので、正直少し眠かったです。長崎には2時間程度で到着し、猛暑に悩まされました。
長崎は、横浜や神戸と並んで海外との交易が最も盛んだった港町で、外国の建造物が現存し、物品のみならず、学問や思想も入り、海外の文化や交流が花開いた異郷の地です。去年、地元出身の人気ミュージシャンFM氏が、大河ドラマ『龍馬伝』で主人公・坂本龍馬を演じ、話題になりました。
まず、市電に乗車し、長崎原爆資料館に向かいました。今から66年前の8月9日、長崎に原子爆弾が投下され、一瞬にして多くの尊い命が奪われました。歴史の教科書でしか知識がない私たちは、資料館を見学し、衝撃の大きさに言葉が見つかりませんでした。11時2分で止まった柱時計、高熱と熱風で折れ曲がった鉄骨、被爆者の写真と遺品、当時の長崎の映像から原爆の本当の恐ろしさを実感しました。今年の東日本大震災で発生した福島原発の事故で、一般市民の生活が脅かされ、原発の有無と核の廃絶に関して世界中で議論が活発している今だからこそ、一番最初に行くべきではないかと、旅行計画で決定しました。私たちは、核戦争について考え直す機会を得ました。見学後、平和公園の祈念像の前で黙祷しました。再び戦争のない、平和な世の中が訪れる事を祈って。
長崎港の近くで、昼食をとりました。海鮮丼です!とても美味しかったです。
次に出島資料館に行きました。出島は、みなさん御存じの江戸時代に鎖国政策が行われていた時に築かれた人工島です。オランダと日本が、お互いの文化を知り、国際情勢に関する情報交換を、貿易によって行っていました。キリスト教を禁じ、中国とオランダのみを貿易相手国と決定した江戸幕府は出島の出入り等を制限し、密貿易を阻止していました。つまり、出島はオランダ人の監視場所だったのです。中国人に対しても同様です。「カピタン部屋」と呼ばれる建物の中には、当時のオランダ商館員の住まいが再現され、鎖国の様子を知る事ができました。扇型の島でしたが、近代に入り堀が埋め立てられました。この地には、緊迫していた雰囲気が漂っていたのかもしれません。
※カピタンとは、オランダ商館長の事を指しています。
次に向かったのは、長崎歴史文化博物館です。この博物館に勤務する主任学芸員である平岡さんに案内してもらいました。長崎がどのような歴史を辿ってきたのか、中国における航海の神「マ祖像」、長崎を代表する焼き物などを紹介した後、何と特別に博物館の裏の見学をさせていただきました。資料の収蔵庫や、機械室、保存修復する場所を見られた事はとても貴重でした。「資料の扱い方は慎重に、保存は場を選び、十分に状態を把握しなければならない。また学芸員の間にも、上下関係が存在し、展覧会の企画や資料収集や保存を巡り、激しくやり合い、対立も生じる非常に厳しい仕事」と平岡さんは語り、学芸員の仕事がいかに大変かを疾患しました。最後に、長崎奉行所と大河ドラマの歴史を紹介する企画展も見学し、さらに、坂本龍馬の座っている写真の原物が見れて、非常にうれしかったです。
博物館の建つ場所にはかつて、長崎奉行所が設置されていた為に、外観は奉行所の復元。
ホテルにチェックインして間もなく、稲佐山に夜景観賞に出かけました。ホテルから直行のバスが出ていて、しかもロープウェーの料金が安くなるという事ですぐ予約しました。
稲佐山に着くと、多くの観光客がいて、さすが観光スポットだと思いました。長崎の夜景は日本三大夜景(函館、神戸に次ぐ)の一つとされているそうで、とても綺麗でした。夜景を見ているうちに、一日の疲れが癒されました。
実は、この稲佐山の付近に、あのFM氏の実家があるらしいです。良い旅行の記念になりました!
稲佐山を降りて、新地中華街にて夕食をとりました。閉店ギリギリの時間帯だったので何とか食べる事ができました。
夕食は、長崎名物「ちゃんぽん」と「皿うどん」など麺類の料理を食べました。やはり現地の料理は美味いです。ちなみに、ここの女性従業員は上海出身で、謝先生との会話を聞いていて、とても楽しめました。
この長崎を訪れ、多くの発見がありました。現地の風土や食文化を味わうだけでなく、人とのコミュニケーションの取り方も学ぶきっかけも掴む事ができました。まだ行きたい見学地もあったのですが、時間の都合で断念せざるを得ませんでした。機会があれば、また長崎へ行きたいです。
文が長くなりましたが、謝ゼミはこれからも随時、ブログを更新していくつもりですので、お楽しみに!
初々しくて、おとなしい3年のゼミですが、東北から離れて南の地に足を踏むと、え〜?結構元気じゃん!全員のポーズは格好いいでしょう。
噂のハウステンボスの一角です。ホンモノの人間が蝋人形と妙に仲がいい。何だか、ちょっと怪しい雰囲気になったけど、本人は楽しんでいるみたいですね。食べ過ぎないように、ご用心!
福岡城にいた時の写真です。重々しい石の雰囲気が時の流れを感じさせられ、先輩の姉さんたちから、CDのジャケットにでも使えそう……、というコメントが届いてます。すてき!
研修旅行の報告を終えたので、その翌週に行われた2、3年生合同演習の様子を紹介したいと思います。
歴史資料演習・フィールドワーク特別演習は、9月26日から30日までの5日間行われました。
1日目の午前中、2年生は撮影や目録のとり方など史料整理のレクチャーを受け、3年生は撮影小物の作成や撮影機材の準備・確認、目録作成の練習を行いました。
撮影小物の作成は、「撮影困難」や「白紙のため中略」など、撮影時に必要になる小物をカメラの台数分作りました。
目録作成の練習では、午後からの合同演習に備え、先生から渡された課題のプリントに取り組みました。
3年生がくずし字を読むのは久しぶりだったので、皆で意見を出しながらの共同解読です。
結果は皆で頑張ったこともあり、なかなかの出来でした。
午後からはとうとう2、3年生が顔を合わせ、それぞれペアを組み、一緒に史料目録の作成と史料撮影を行いました。
こうして始まった5日間の演習、各ペアのチームワークにこう御期待です。
2日目に続く!
こんにちは。文献ゼミの運転手です。
広島・島根4泊5日の研修旅行の移動は全てレンタカー。交通安全のお守りに見守られながら、なんとか無事に終えることができました。とくに、雨風が激しく真暗な道を進む広島から島根への3時間の移動は、車内に流れる奇妙な音楽に助長され、なかなかのスリルでした。
今回の研修旅行は、訪れる場所毎に担当を決め、その日のスケジュールを全て組んでもらうようにしました。その日の担当者は、鹿とたわむれたり、お土産に目を奪われたりと、自分の担当以外では好き勝手に動き回る仲間を制御しながら、その日のスケジュールをこなすべく責任をもって役割を果してくれました。
この1週間でゼミ生の頼もしさを感じることができました。しかし、ゼミ生の試練は、次の週にも続くのでした。研修旅行に帰ってから、土日をはさみ、2年生と合同のフィールドワーク特別演習が始まりました。その様子も、近々アップされるので、お楽しみに。
みなさん連休はどのようにお過ごしでしょうか?こんにちは、謝ゼミ3年のbawdiesです。三連休の中日でもある9日に私たち謝ゼミでは、毎年恒例の4年生企画による芋煮会を行いました。
去年の芋煮会では4年生が家で作ったものを、運んで食べたそうですが、今年は一味違います。今年は某スーパーに予約をし、材料や道具を一式レンタルで調え、本格的な山形式芋煮会をすることになりました。場所は山形芋煮の聖地とも言える馬見ヶ崎!この日は連休と晴天が重なり、川辺のフリースペースは多くのイモニスト達で埋め尽くされていました。
そんな中、謝ゼミでも場所を決め芋煮の支度に入っていきます。おもに女性陣が材料を切ったり、下準備をしたりで、男性陣は川付近から岩を持ってきてカマドを作り、火の世話でした。火を起こし、鍋をカマドにおいてからは主に山形出身4年生の二人を中心に芋煮の味付け行いました。手が空いた人はいうと…。バドミントンや縄跳び、トランプといったレクで、それぞれ思い思いに芋煮の完成を待つのでありました。
お昼近くになり、近くのグループでもちらほら芋煮が完成したようで、若干焦りつつも着実に味付けや煮込みは進められました。だいたい正午ごろには私たちの芋煮も完成しました。芋煮の具・味はもちろん、豚肉に…ではなく山形でおなじみの牛、味付けはしょうゆベース!
今日の主役である芋煮が完成したところで、謝ゼミでの交流を目的とした昼食も乾杯の音頭でスタート。共同作業で作った芋煮に舌鼓を打ちながら、晴天の馬見ヶ崎の広い自然いっぱいの中で、お腹一杯になりました。芋煮のシメには山形で広く行われている「芋煮カレーうどん」をがっつりと食べ、片付けや撤収に入りました。
今回の謝ゼミ恒例行事では、3年生と4年生の交流がさらに深まったと感じます。秋もだんだんと深まっていき、冬が近づいてきます。謝ゼミでも卒論や就活で忙しくなりますが、こういったゼミ生同士が一同に会する場はこれからも持って行きたいですね。芋煮会を企画してくれた4年生の皆さん、ありがとうございました。長文になりましたが、今後の謝ゼミの活動にこうご期待。ありがとうござました。
みなさんこんにちは!謝ゼミのbawdiesです。各ゼミで発掘やゼミ旅行のブログがアップされ、それぞれの分野での活動が活発な様子が感じられますね。機は熟した!!というわけで私たち謝ゼミでも、夏休みに行ったゼミの研修旅行について書いていきたいと思います。
9月11日から14日まで謝ゼミでは福岡・長崎での研修旅行を行いました。研修先についてはみんなで検討に検討を重ねたうえで、異国の文化が混ざり合った九州、とくに福岡と長崎なんかが良いのではとのことで話を進めていきました。これに加え東日本大震災で多くの犠牲者や現在でも原発による被害が深刻化している今だからこそ、長崎の原爆資料館を訪れてはとの意見もあり、この目的地に決まりました。
9月11日は帰省組のbawdiesがいたため仙台で合流からの出発になりました。仙台空港から飛行機で福岡まで行ったのですが、ここで飛行機内での様子を交え、今回の研修のメンバーを紹介しましょう。音楽を聴きながら読書をするTD、アイマスクを着け眠りに入るサラリーマ…いやSDK、音楽を聴きながら時折、機内の情報誌を読むKZ、CAのお姉さんにニヤニヤするbawdies、冷静な反応でいつもどうりといった感じの謝先生。この5人で話は進んでいきます。
福岡に着いてからはお昼にしました。博多といえば..
?そう!博多ラーメン!というわけで、本場の味を食べて、一行は福岡アジア美術館へ向かいました。福岡アジア美術館はアジアの作家さんを中心に作品を収蔵・展示しており、日本国内でも珍しい美術館です。館内を学芸員さんに説明してもらってからは、ミュージアムショップや図書コーナーなども回りました。
福岡アジア美術館を後にしてからは大濠公園、福岡城跡を散策しました。大濠公園は福岡城の隣に位置する、大きな池が真ん中にある公園です。この日は日曜日ということもあり、大勢の家族連れや観光客で賑わっていました。次の福岡城は城自体の復元は行われていませんが、石垣や天守があり、福岡市内を一望できる場所でした。
夜には謝先生の知り合いの人類学者の鈴木清史さんと一緒に夕飯を楽しみ、九州の名所やゼミ生の卒論についてのアドバイスなどをもらい、非常に楽しいひと時となりました。
今回の研修ではbawdiesが一日目の案内役だったのでブログも一日目を担当しました。今後は他のゼミ生も自分の担当した一日の様子をアップしていきますので、みなさんこうご期待!ゼミ旅行以外でも謝ゼミの活動は随時、更新していきますので、こちらもあわせてこうご期待。といわけで長文にお付き合いいただきありがとうございました。
こんにちは。田口ゼミ3年のよく食べる奴です。
前回はYがすっきりと全日程をまとめてくれたので、今回はもう少し詳しく紹介したいと思います。今日は行きのフェリーの中をご紹介。
ゼミ旅行は苫小牧集合だったのですが、結局はみんな同じ場所へ行くのでフェリーで行こうということになり、8人揃ってフェリーで苫小牧へ出発。
9月10日仙台港発苫小牧行き「きそ」に乗船(名古屋から出発した船でした)
船旅をしたことがない私は、勝手に錆びてて狭い船を想像していましたが…乗船してその豪華さにびっくり。
広いラウンジと綺麗な廊下。ちょっと高級そうなレストランに綺麗で広い大浴場。そして16人部屋とはいえ、整えられた寝室。
乗り物に弱い私でしたが、快適な船旅を送れました。
乗り込んで最初にすることと言えば探検。大学生8人でフェリー内の探検へ出発。
実は、フェリーはすごかった。
ゲームセンターがあったり、売店には北海道、仙台、名古屋のお土産が揃っていて、買い忘れても安心(皆さんへのお土産はちゃんと北海道本土で購入しました)、映画館のようなホールが完備されている(映画が無料で観れました)。船旅初体験の私にとっては驚きの連続です。
とにかく皆テンションが上がり、船長コスプレをしてはしゃいだり、フェリーのお風呂で日の出を見るために朝4時起きしたり、ついつい早起きをしてラウンジでたそがれたりなど、思い思いの時間を過ごしました。
でもひとつネックだったのが食事の料金が高かったこと。皆これからの長旅の出費を思うとレストランには入れず、軽食カウンターでおにぎりやホットケーキ、カレーを頼んでいました。帰りのフェリーではレストランに入れるかな?
続編2へ続く。
こんにちは。田口ゼミ3年のよく食べる奴です。
前回はYがすっきりと全日程をまとめてくれたので、今回はもう少し詳しく紹介したいと思います。今日は行きのフェリーの中をご紹介。
ゼミ旅行は苫小牧集合だったのですが、結局はみんな同じ場所へ行くのでフェリーで行こうということになり、8人揃ってフェリーで苫小牧へ行きました。