冬の足音が聞こえると、どこの現場も仕事が急ピッチで進む。
時折強い雨が降る中、仙台城の石垣解体調査と復旧工事が進められている。
ここでは昭和に修理された切り石積み石垣が軒並み崩れた。
同じ石垣面でも江戸初期の自然石積み石垣は持ちこたえた。「あそび(柔軟性)」のある石垣が強いことを実証した。
中の門ではやはり昭和に修理した練り積み(コンクリートで石を接着して壁状にしたもの)石垣が破断した。この構造は地震で倒壊した白河小峰城本丸南面石垣と同じものである。あそびのない剛構造は地震に弱いのである。
石垣は背面の玉石や土、滲み出す水、揺れなどといかに親和的に積むか。「縁」を切らないことが大切なのである。
慈恩寺背後の山々はかつて修験の場だった。
寒河江市は慈恩寺の国史跡指定にむけて総合調査を行っている。
新山堂は慈恩寺修験の一の宿がおかれた場所である。発掘調査が行われ建物の全貌が明らかになった。
周辺にはほかにも廃絶したたくさんの堂跡がある。いまは草に埋もれ忘れ去られている。これから測量調査をして、往時の姿を復元していきたい。
親子の争いが起きていました。おわり。
どうも佐藤ゼミのグー・タラ男こと蜻蛉です。
今回は私と弁慶殿の発表でした。
私は「最上家の家督相続を巡る山形の動乱について」という発表です。
天正2年、ここ山形では最上義光と父・義守を中心とした家中を二分する争いが起きていました。発表では『伊達輝宗日記』と『性山公治家記録』を参考に戦いの経過をたどり、また近年その存在に疑問の声があがっている義光の弟・義時についても触れました。
弁慶殿の発表は「農民の団結」について。
地頭を代えてもらうために農民が協力して訴えたことを『鎌倉遺文』という文献を用いて見ていきました。
私の文献も弁慶殿の文献も読むのに苦労しましたね。昔の文書には見たこともないような漢字が盛りだくさんでした。ありがとう漢字辞典。
ぼちぼち卒論や進路についても考えなきゃいけません。
今週は3者面談だー…、はぁ。
先日行ったフィールドワークのレポートの提出期限も迫ってきたしね、ぼちぼち頑張ります。
はい、今度こそおわり。
はぁ…。就活が近いぜ…(汗)。
という訳で、こんばんみー。Kどぇす。
発表第2週目は、私とボーダーさんの発表でした。
まずは私から。今回の発表に使ったネタは「林泉寺」についてでした。しかし、かろうじて史料は見つかったものの、文献の数が圧倒的に少なかったこともあり、史料読みを中心に発表を行いました。
史料の内容は、大抵はまともでしたが、一部の史料はもう無茶苦茶でした(杉謙信ってなんだよぉ…上杉謙信だろうよう…涙)。しかし、史料を読んでいくと、「林泉寺過去帳」という単語がポンポン出てきたので、時間があれば林泉寺の住職さんに見せて頂けたらと思います。余った時間で、私が追加で用意した史料をみんなで読んだことは、秘密だ!
続いてはボーダーさんの発表です。
今回のテーマは、「月経」の歴史という内容でした。月経が「穢れ」と関連していたり、月経の女性は数日間家族と隔離させられたりと、民間信仰との関連性を感じ、聞いててとても面白かったです。しかし問題点が一つ。野郎はこのテーマにどう突っ込めばいいんだ…(汗)。
この発表の最後に出てきた史料は、みんな大好き「くずし字」ですた。くずし字か…。なつかしいなぁ…(遠い目)。2年の応用演習を思い出すぜ…(ホロリ)。
さて、これから3年がやるべきことは、卒論のテーマ決めと就活の準備……か。はぁ……(汗)
こんにちは、考古学ゼミ、久しぶりの更新のあとです。
長井研究室より初めての更新となります!
今回は、10月25日に行われた考古学基礎演習(1年生の必修)の授業模様をお届けしたいと思います。
この授業は現在、長井先生が担当され、石器の制作に取り組んでいます。前回までは主に使用される岩石の説明や、割れた面の特徴・割る手法の種類の説明など、基本的なレクチャーを行いました。今回は、その内容を踏まえて実際に外に出て岩石の採取に取り組みました!
授業の最初にまずは教室で学校周辺の地質の判別を行います。地形図や地質断面図などを用いて、周辺の地形の理解と岩相の判別を行いました。今回は川原で採集を行うので、上流部に注目してみていきます。川原に存在している石は上流から流れてくるものなので、周辺にどんな岩相があるのかを知っておくことは、どんな石が川原にあるかを想定する上で重要な情報になるわけですね!ちなみに学校周辺には安山岩質の凝灰角礫岩や流紋岩質岩石などがあります。
どんなものがあるか確認をした上で、場所を外へと移動します!まず向かう先は大学のすぐ脇を流れる坂巻川です。ここでは、数人が代表して川原に降り石を割ってみました。学生の皆さん、なかなか割れず苦戦・・・。やはり先生のようなレベルに至るにはもっと場数を踏んで行かないといけないのでしょうか。・・・と、思いきやわりと綺麗な打面で割ってしまう学生もいるので面白いですね(笑)
ここで時間いっぱいになったため学校へと戻り解散。
資源を守るために、今回大学に持ち帰った石は最小限にとどめました。それでも、採集した石を愛おしそうにしげしげと眺め、話し合う班もあり、その熱中ぶりが伺えてきます。今回採集した石は次回以降の授業で割られ、石器の形になっていきます(かも?)。今後の1年生の頑張りに期待ですね!
以上考古学ゼミ、あとがお送りしました。
次の更新は考古学ゼミでのゼミ旅行の予定です。
同時に、岩石の種類の割合を調査するための採集も行いました。グリッド(区画)を作ってその中にあるものを採取。その川にどんな岩石があるのか知るためにも大事な作業ですね。
次は大学から北西へと向かい、龍山川へ。
今度は学生が班ごとに分かれて全員で採集を行います。皆が石を打ち付けている音が橋の下の空間に響き渡りました。一心不乱に石を割り続ける学生たち。やはり実際に体験してみるのは覚えも早いですし、いい機会ですね!「これは石器に使えますか?」「この石はなんという名前でしょうか?」など、色々先生に聞いていました。目がいきいきしていましたね。
こんにちは。久方ぶりのさちこです。
去る10月21日(日)、高畠町で「クラシックカーレビューin高畠2012」が開催されました。
今回はその会場の様子と、山から現れた珍客の紹介をしたいと思います。
2年に1度開催されるこのお祭りでは、毎回商店街に日本各地からクラシックカーが集い、展示やパレードが行われます。
展示会場では、珍しい車がたくさん並んでいました。国産車・外国車ともに1987年までに生産されたものだそうです。間近で写真を撮ったり、手で触ったりすることもできました。中には試乗させてくださる持ち主の方も。
また、会場には屋台やフリーマーケットの出店もあり、フラリと立ち寄られた方、あまり車に詳しくない方も気軽に参加できる内容でした。わたしは知り合いの方に玉こんにゃく(米沢牛入り!)や納豆汁をいただきました。食べ歩きも楽しみの1つですね。
次回の開催は再来年。機会がある方は、ぜひぜひご来場くださいませ!
もちろん、ただ遊んでいたわけではありませんよ!
実は、いつも「高畠まちあるき」でお世話になっているお蕎麦屋さん、「そば処ふるかわ」のお手伝いと卒業研究のため、前日20(土)から泊りでおじゃましていました。
20日、調査中に集落の方と立ち話する中で、「最近はサル多い。ブドウ辞めだ人多いがら、家の傍まで寄ってくるんだ。」という声が聞かれました。
そして21日、なんとお祭り会場に1匹のサルが!
サルは、しばらく民家の屋根をウロウロしてから、どこかへ行ってしまいました。わたしは、野生のサルを間近で見たのは初めてのことでした。町場まで野生動物が現れる時代に…。
さまざまな方が訪れた週末の高畠でした!
どうも、大変遅くなりましたがフィールドワーク三日目の担当の弁慶です。
三日目はフィールドワークにふさわしく、石鳥居、小立地蔵、小立石碑、姥神、月山神社などへ行きました。天気はいまいちでしたが、困るほどではありませんでした。
個人的にもいろいろあって大変な日でした。小立地蔵では手に持っていたはずの傘がいつのまにか交差点の向こう側の塀に立てかけてあったり、予告にもありましたが、姥神に向かう途中で調査のための道具が入ったカバンの中で・・・。
ま、まあそれはさておき、個人的にはフィールドワークという言葉が最もふさわしいのは三日目だったような気がしないでもないです。
さて、おまたせして申し訳ありません。(待たせた割につまらんし・・・)
四日目、いってみよう!
こんにちは。歴産ブログ初登場のお米大臣です。
今日は、土器チュートリアルの野焼きでした!
今までチュートリ内で作ってきた土器を野焼きです。
天候にも恵まれ、絶好の野焼き日和!!
野焼きのかたわらでは、この時期恒例の芋煮。
火焔土器を使うと、雰囲気が出ますね!!
火焔土器の横では、お米大臣の業務。炊飯実験です。
炊飯用に組んだ木がなかなか燃えず、お米大臣の称号を剥奪されそうになりましたが、お米大臣頑張りました。
ちゃんと火つきました。
その後は、ゆとり法での炊飯実験。
結果としては水が足りず炊き上がってしまい、今回は失敗に終わってしまいました。
米の分量や水の分量など、改善がかなり必要です。
お米大臣の力量の足りないので、経験をもっと積まなくてはなりませんね。
1年生は、どんぐりクッキーを作ったり、楽しげな雰囲気でした。
今日もいい野焼きでした。
次の野焼きに向けて、また土器を作らなくては・・・。
大勢の1年生、美文の3人娘が参加して史上最高の賑わいでした。1〜4年生が集ういい雰囲気。心なしか4年生に哀愁が漂いはじめてきた、と感じたのは気のせいでしょうか。
男子のさらなる参加を期待します。
卒業生の海藤さんも参加しました。たくさんのお土産ありがとうございました。
すっかり秋になりましたね。
こんにちは、謝ゼミ相澤です。
10月14日日曜日に、毎年恒例となっております謝ゼミの芋煮会が行われました。
この日は天気にも恵まれ、馬見ヶ崎川周辺は芋煮をする“芋煮スト”たちで賑わっておりました。
先週は学科全体の芋煮会があったので2週連続で芋煮を食べる人もいたり。
鶴岡出身の3年ゼミ長は味噌味をご所望でしたが、カレーを入れるとどうなるだろうという議論の結果(というか芋煮セットを借りたら醤油が入ってたので)味のベースは醤油に。
そしてシメにはカレーとうどんを投入!
山形では芋煮の最後にカレーを入れることが少し前から流行のようですね。
とても驚きました。
後期がはじまりこれから忙しくなってきます。先輩方のちょっとした息抜きになればうれしいなと思う3年生でした。
最近は、昼間と夜の寒暖の差が激しくて、大変ですね。こんにちは、謝ゼミのBawdiesです。
今日は定期的に行っている、209演習室の様子を伝える「マルキュー通信」をアップしたいと思います。
まぁ、四年生の今の状況と言えば、卒論一直線ですね。演習室でも卒論や構成について悩んだり、パソコンへ向かう時間が多くなりました。
その一方で今日のマルキュー演習室では一年生の歴史演習が行われていました。
時折出てくる、発見の声や作業の様子に我々も気が引き締まりますね。
同じ部屋で、基本を勉強している一年生と、四年間の集大成を作り上げている四年生。なんか不思議ですね。
今後も時間を見つけては、209演習室の様子でもアップしたいと思います。皆さまも、体調管理に気を付けて、実りがいっぱいの秋を過ごしてください。
以上、謝ゼミの寒がりの貴公子Bawdiesがお送りしました。