歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2012-11-07

今週の発表は?


お久しぶりですね。歴産の遅刻者stagでございます。

今週(先週)の授業ですが、三者面談と発表が半々でした。
11月に入り、本格的に就活の準備が始まっています。9日にも就活ガイダンスがありますね。出席を忘れてはいけません。

さて、私は、トップバッターで佐藤研究室に入りました。その後も続々と入っていく佐藤ゼミの面々…。中では、一体何が話されているのでしょうか。待っている間、他のゼミ生(というより、男子)は学食でボンヤリ。私は、発表があり、あたふた。
これからやるべきこと、自分の長所、短所等々話が有りました。これから忙しくなります。

三者面談も終わり、私の発表…。
今回は、赤湯温泉について、調査。
調べた史料は、『赤湯温泉記』と『赤湯村温泉記』というタイトルも内容も似ている史料を扱いました。

終わってみると、三者面談と発表で、通常の2倍のダメージを受けた私でした。
卒論も就活も頑張らなければなりませんね。

2012-11-03

小峰城と新島八重


白河へ行って来た。
小峰城の石垣復旧工事が進んでいる。
崩壊原因や石垣構造の調査を踏まえて復旧方針や工法等を検討した。

小峰城は本丸が立ち入り禁止となっているが、城を見学にくる人が後を絶たない。寒いなかボランティアの方々が一生懸命説明してくださる。城内の白河集古館では新島八重の生涯を紹介する特別展をやっていた。あすが最終日でほぼ10000人の見学者が来ているという。福島県は大河ドラマに向けて盛り上がっている。

立ち入り禁止の柵から公園に出ると、見覚えのある顔が・・。
3年前に卒業し会津で働いている学生がたまたま見学に来ていた。立ち話で近況を話しあった。

会議のあと、もう一人、地元出身の卒業生に会った。食事をおごってもらった挙句、たくさんの手土産までもらってしまった。おばあちゃんの作ったという栗ご飯。うまかったです。

こうやって仕事先で卒業生に会うのは楽しいひと時である。これからもお元気で…




2012-11-01

現説−米沢市戸塚山古墳群


遺跡の発掘調査が終わると成果を公開する現地説明会がある。業界用語で「現説」という。

8月に調査した175号墳の現地説明会を今日開催した。調査を終えてから時間がたったのは、10月に米沢市教育委員会が調査した195号墳の見学と合わせて行ったためである。

天気に恵まれ、穏やかな1日だった。平日の日中にもかかわらず地元の方々が40人ほど来てくださった。若い方からお年寄りまで多彩な顔ぶれに正直おどろいた。

現説は例年、発掘現場を運営する3年生が担当する。1週間前から配布資料作りと遺物整理に時間を費やし、当日は朝から安全に見学ができるように会場設営を行った。

今年の現説、3年生は完全に裏方にまわってくれた。おかげでスムーズな見学会が開催でき、見学者にも好評だった。あの酷暑の中で発掘をやり、秋が深まったころとなったが現説をやり終えた。これでやっと発掘調査の半分を折り返したことになる。あとは出土品整理を進め、これからいよいよ調査報告書の執筆編集へなだれ込む。修羅場・・・・・

現説が終わり、現場を撤収する姿をみて・・・・。ひと夏越えて、ふと気がつくとなんとなく一回り大きくなった。なんとか半人前の考古学徒になったというところ。

来春がまた楽しみである。お疲れ様。




現説が終わってから、市教委の人に案内してもらって、戸塚山丘陵の北斜面を歩いた。

考古学やってる人なら知っている。終末期古墳が丘陵の北斜面にはないことを。
南に開口するという約束事がある横穴式石室墳は北斜面には造れないのである。常識である。

しかし、この常識と思いこみが危険なことは重々承知のはずだったが・・・・

戸塚山の北側で3基の横穴式石室墳が新たに発見された。
その場に立ってみてはじめてわかることがある。古墳は北斜面裾の平坦地にあり、南側は広くはないが開けている。微地形をみながらしっかり場所を選んでいるのだ。

しかし、あえてこの場所である必然性はない。立地論だけですべては説明できない。多面的な解釈が要請される。

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