大変おひさしぶりですね、ふじです。
先日このブログを更新しようとしたところ
パソコンが動かなくなりました
もちろんそれだけが理由ではありませんが、、、
ところで、先々週もゼミのメンバーでパソコンが壊れた人がいました。
歴産3年生の学生は、これから卒論でパソコンを使う機会が増えていきます。
使用時間はもちろん、資料とパワポ作成でパソコンにガンガン負荷をかけていくと…
ぷちん。
ってキレちゃうんですね、ハイ。みなさんもどうか気をつけてください…
さて上記に絡めて本題ですが、いつも授業の様子ばかりなので、今回は授業のために使う資料(レジュメ)に注目して感想書きますよ。
たとえば同ゼミのライスさんは、なんと崩し字の史料の解読を数週間にわたって訳して資料を作っています。私がゼミ室に入るとそこには事典片手に悪戦苦闘のライスさんと先生が…
また、使いたい史料がメンバー同士でバッチングするという事例もあります。とくに「枕草子」が牛車と月経の両方で重要参考資料だったので大変だったよね…
そのほか、史料が無い、あっても散逸している(代表事例:最上)などなど…
こんな感じで血と汗と涙の結晶として出来上がるのが発表資料つまりレジュメなのです。卒論のこともあるのでウチのゼミのメンバーは皆パソコンで作っているようです。
なので…
みなさんくれぐれもパソコン様の機嫌を損ねないように!!
学生たちとともに村をあるく「高畠まちあるき」の活動は、2年目を終え、これまでに160軒あまりのお宅を訪ねてきました。
四季の移ろい、そのときどきの風景とともにたくさんの出会いと会話が記憶されています。日常の暮らしのなかに、地域を生きるうえでの大切な考え、ひたむきな生きざまに触れて美しいものをいくつも学ばせて頂きました。そんな小さな経験の積み重ねは若者の人間形成にも少なからぬ影響を与えているのではないかと思います。
学生たちに土地の歴史や生業・技術をうれしそうに語ってくれる住民の方々。石を持続的に利用してきたあたりまえの暮らしやありふれた風景にあこがれや価値を見出す人がいる。それに気づくことで自らのふるさとの良さを再認識したと言ってくれる人がいます。
このような双方向的な響き合いがまちあるきの楽しいところです。
知らない土地をあるくのは不安があります。面識のない人と会話するのは気がひけます。
いやな思いをしたり失敗しながら「倫理・振る舞い」や「コミニュケーション」を学んでいくことが大切です。
未知の世界と関係を切り結ぶ「偶然性の喜び」に目覚めた人は前に進むことができます。「出会い」を楽しむことができる人は豊かな人生を生きるといいます。
「まちあるき」を通して、そんな感覚が学生たちに芽生えてきているのをとてもうれしく思うこのごろです。
こんにちわ!あべちゃんです。今日は今年最後の高畠街歩きに行ってまいりました。昨日は山形でも雪が降り、天気が心配でした…。が、なんとか曇り空の下、調査を終えることができました。
さて、今回は今年のまちあるき最終回ということで、参加者ひとりひとりから一言づつ書いていくブログにしようと思います!ではまず一年生!
はじめましてちちやすです。6月に初参加してから早半年が経ちました。コンベックスが止まることに感動していたあの頃が懐かしいです…今では図面部門で独り立ちができそうです。進歩です。
たきゆかです!4月のシンポジウムから高畠まちあるきに参加しています。まちあるきでは、主にコンべと写真を担当しましたが、一度記録係にも挑戦することができました。石の利用の中では、サイロが印象的です。サイロはいいですね!
まつじゅんです。まちあるきを通してコンべマスターになれました!また、屋敷明神に興味があって、いろいろ調べて勉強していこうと思います!がんばります!
さて、次はベテラン3年生です。
ベテランとハードルを上げられましたが、今回では一番経験の少ないカトリーヌです。それでも役割は一応全部経験したことがあります。ですが、未だに言葉にはなれないので、来年はしっかり聞き取りもできるように頑張りたいと思います。
こんにちは、あとです。春から始めて今年は7回目ですが、この一年でここまで高畠が身近な存在になるとは思っていませんでした。びっくりです!
今回も、新しく家を建てるときに前の家に使っていた高畠石を使用したというお話を聞き、本当に高畠石が身近な存在なのだなぁとひしひしと感じました。その石の転用の姿も明らかにしたいなぁ(希望)とやっていて思うようになってきました。さて来年度の卒業研究やいかに!?
次に4年生!まちあるきのプロからのお言葉です!!
戻ってきました、あべちゃんです。
3年生の時から何回か参加し、今年は4月から参加してきました。始めはただ焦って空回るばかりでしが、最近になってなんとか落ち着けてきたかな…というところです。卒業生のしまさんの後を引き継ごうと、後輩達を無理やり!?誘って、ここまできました。
最初はたどたどしかったかもしれないけど、今やみんな立派に成長し、まちあるきマスターに昇格する勢いです。お疲れ様!
まちあるきを通して、本当にたくさんのことを勉強させていただきました。一緒に調査をしてくださった高畠石の会の皆様、また調査に協力してくださった住民の皆様、本当にありがとうございました!!!
今回のまちあるきの内容は、また後日アップしようと思います!乞うご期待!
以上あべちゃんと愉快な仲間達がお送りしました。
これから・・・私は・・・卒論です。頑張れ私!笑えない
今日のまちあるき余話(北野)
高畠には中国から嫁いてきた女性がたくさんいるそうです。
まちあるきの中でもこれまで何人か出会いましたが、今日のあるお宅では、この奥さんが地元の高畠石を愛し、石製の水盤に花を生けていました。わざわざ買って友達にもプレゼントするとか。
ちなみにこのお宅の近年作り変えた屋敷明神とくだんの水盤はわが石の会の若武者Hさんの作品でした。Hさん、調査中わが子との再会を懐かしむように石の祠をみていました。
またあるお宅のおばあちゃんは、生活スタイルがかわっていらなくなった石製品を家の周りに置いておくと、古道具屋さんなどが来て買っていくんだと。いまでも庭先にこんなにあるのに・・・・かつてはどうだったんだろう。自分もほしいのでつい惜しいなあと、本音ではそう思ってしまいます。
75歳の男性談
21歳のとき農閑期に2年ほど間知石を切ったさ。1個20円で1日20本。当時酒一升が360円だったっけ。今と比較すると割り悪いわ。酒に換算するところがおもしろい。
出稼ぎは1年だけ東京行ったけど、1週間で住むところではないと思ったさ。2度と行かなかったね。
わたしが山形に来た頃の学生たちが集まった。
年に何度かある結婚披露宴。当時の仲間が集い、自身のあゆみを振り返るひと時だ。卒業生たちがお互いの成長を確認しあう会話の中にいる心地よさ。
ひとりひとりへの感謝のメッセージカード(思い出の2ショット写真付き)。出席者を懐かしの写真で紹介するスライドショーにも心のこもった温かい言葉が添えられていた。
私たちにはどんな言葉が学生の心にすっぽりはまるかわからない。何気ない会話の一言が、当人には大きな響として受け止められることがある。いまだったらそんなこと言えるかなぁと自問自答。
お二人のもてなしの心に感謝します。お幸せに!