世界遺産を目指して着々と調査研究が進められている。
鶴子荒町遺跡では16世紀末~17世紀初めごろのごく短期間に形成された鉱山町と工房の跡、道路跡がよく保存されている。その一角から見事に精練場が見つかった。
近世初期の城普請や城下町建設、民衆や武士の高揚を経済的に支えた金銀。本土から離れ、ひっそりと山の中に埋もれた遺跡ではあるが、往時の活況を彷彿とさせる空気が感じられた。
一方、金山観光のメッカである相川では近代の三菱鉱山の建造物等が重要文化財、史跡に指定されている。ここでも石垣の保全は厄介な問題になっている。近代(大正・昭和)の練り積み石垣が崩れ、トンパックで覆われている。どんな価値を認め、どんな方法で保存、継承していくのか?新たな問いが生まれている。
今日、現場に小屋が建ちました。
伝統の単管パイプによる小屋作りはここ2年ほど途絶えていました。今年の3年生が復活させようと、資材を運び込み、2年生の協力を得てなんとか建てあげました。
仕上がりにはやや難がありますが、立派な基地ができました。なんだかんだいっても小屋は精神的拠り所です。
昨日は赤鬼の大盛りカツカレーをおかわり。今日は「いちばん」でラーメン食べたあと、足りないとチャーハンを追加注文する学生が3名。食欲は旺盛です。
発掘が始まって一週間。ようやく環境整備が終わって来週から調査が本格化します。
昨年に続き、卒業生の佐藤俊くんが現場を訪ねてくれました。新潟を朝5時に出てきたそうです。久しぶりに会ったら、変貌著しく地元のおじさんと間違えました。申し訳ない!