今日、文翔館に高畠石を運び入れました。建物が国指定重要文化財ということもあり、厳重な監視の下、細心の注意を払い300kgの「一二八」を展示室まで運びました。万事、棟梁の段取り通り。さすがです。
展示は12月13日~23日まで。文化財保存修復研究センターが地域文化遺産の保存継承をテーマに5年間研究してきた成果を披露します。
70ページあまりの充実した図録も作成していますが、「展示」という手法でどれだけ理解していただけるか、さまざまな工夫を凝らしています。
会期中にはトークショー(13日)やシンポジウム(20日)も予定されていますので、ぜひ足をお運びください。詳しくは下記URL、YOUTUBEから
http://www.iccp.jp/?p=379
雪が積もる前にやっておかないといけないことがあって慌てて外に出た。
今日も飛び込みで訪ねたお宅でいろんな人に助けられてたくさんの収穫があった。
上和田字大石田では新たに見つかった鳥居のある稲荷山を案内していただいた。子供の頃、スキー(長靴に藁を巻いただけ)で山から滑り降り、鳥居をくぐって遊んだそうだ。山頂には巨岩があって、毎年10月19日明け方に集落の人々が登り、蒸し米と尾頭付きを乗せた(藁納豆のような)藁束を供えローソクをたてる。ふもとの山神にも同じようにお供えをする。藁納豆のようなお供えはいくつかの集落で聞いた。
日曜日に福岡で念願の筥崎宮の鳥居を見てきた。この日九州は大荒れ、土砂降りの雨だった。地下鉄駅で傘を借り、雨をモノともせず突進・・・・
が、バックパックの中身はたっぷり水を吸って本や書類はぶよぶよ。着替えは洗濯したようなありさまに。
肥前系鳥居の迫力はやはり実物でないとわからない。異国情緒たっぷりの鳥居だった。満足して熊本に向かった。
一ノ鳥居は砂岩製? 今話題の黒田長政建立の銘があり重要文化財に指定されている。二の鳥居は花崗岩製で大正期のもの、三の鳥居は昭和の鉄筋コンクリート製?ここまで来るともうアートの世界かと。