今日は岩手県立大学の菊地強一先生と長井ゼミで南陽市と高畠町の地形観察に出かけました。
まずは松沢周辺で遺物探し。目と体を慣らします。それから段丘面区分を行って、時沢扇状地の形成について調べました。
時沢部落を抜けて扇頂部に達したところで、崖錐斜面を発見。フィールドノートに柱状図を作成しました。
はじめての土層断面図の作成に学生は困惑の模様。でも、2回目は自分で書けるようになったようです。
酸素同位体ステージ3(?)の明黄褐色土層を記録する。その中にATはあるか??
土の中からは火山灰もサンプリングしました。
その後に日向洞窟周辺部に立ち寄り、河川解析による露頭を発見しました。そこでは、デジタルクリノメーターを使って、段丘区分に有用な堆積構造の確認を行いました。
雪解け直後で山々の稜線がくっきり見えるこの時期、地形観察に最適でした。晴天にも恵まれました。
緑が繁茂して、夏の発掘調査時にはわからなかった多くの知見を得ることが出来ました。
同行した考古学専攻生も一生懸命に学んだようです。
バイト休めて良かったですね!