歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2016-02-18

第5回「前田村文書」研究報告会

1月27日に南原町公民館にて第5回「前田村文書」研究報告会を開催しました。

南原町公民館に収蔵されている古文書を読み解いて、その歴史を紹介する報告会です。

今回は文献史学ゼミの3年生が古文書を紹介しながら明治時代の用水について説明してくれました。

 

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【写真①】報告①「現在の前田堰」

 

 

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【写真2】報告①「現在の前田堰」

 

【写真3】報告②「明治8年の用水確保」

【写真3】報告②「明治8年の用水確保」

 

【写真4】報告③「狐塚の用水願い」

【写真4】報告③「狐塚の用水願い」

 

【写真5】報告④「「留水」の方法」

【写真5】報告④「「留水」の方法」

 

報告の後は地元の方々から用水をめぐるお話をうかがいました。また、古文書を読んだだけではわからなかった地名や用水利用の方法についてもご説明いただきました。

【写真6】古文書を見ながら解説

【写真6】古文書を見ながら解説

 

いくら一生懸命古文書を読んでも、読んでいるだけではわからないことがたくさんあります。

 

地元の方々にご教示いただきながら勉強することの重要性を改めて感じました。

2016-02-08

日向洞窟遺跡発掘調査経過報告

歴史遺産学科3年の菊池です。

高畠町のうきたむ風土記の丘考古資料館で2月7日に行われた、2015年度山形の考古資料検討会に参加してきました。

 

今年県内で発掘調査が行われ、その中でも特に重要な発見が報告され、米沢市の舘山城跡や高畠町の押出遺跡などの発掘調査の報告が行われました。また歴史遺産学科を卒業した海藤さんによる、長井市の酒町遺跡の報告や、今年共に南陽市の岩部山を発掘した南陽市の角田さんによる清水上遺跡の報告も行われました。

 

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 卒業生の海藤さんの報告                        

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南陽市の角田さんの報告

 

報告会の最後には長井先生を団長とする芸工大日向洞窟遺跡発掘調査団の発掘調査報告も行われ、とても充実した報告会となりました。

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長井先生による日向洞窟遺跡発掘調査の報告

 

 今回は芸工大の学生も参加し、日向洞窟遺跡の発掘調査で出土した脆弱な土器の保存修復についての報告も行いました。2014年度の発掘調査で出土した脆弱土器を、保存修復した美術史文化財保存修復学科4年の小田桐さんその経緯について報告しました。エタノールやバインダーを使った保存修復方法で、参加者の注目を引く素晴らしい報告となりました。

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小田桐さん(4年)による報告の様子             

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脆弱土器の紹介スライド

 

 検討会の中では地元の人の遺跡の保護に対する、強い意見も飛び交い地元の人が持つ土地や歴史に対する熱い思いに触れる事が出来ました。その思いに答えるためにも来年度からの日向洞窟遺跡発掘調査を、より良いものにしていくため日々つい尽力していかなければと思いました。また社会に出てもその土地が持つ歴史を守っていかなければと強く思いました。

 

 

 

 

 

 

 

2016-02-05

~歴史遺産学科 卒業論文口頭研究発表会のお知らせ~

東北芸術工科大学の卒業/修了研究制作展が来週9日(火)からスタート!

 

歴史遺産学科では期間中の10日(水)・11日(木)に卒業論文口頭研究発表会を開催いたします。

また本館209・210講義室では卒業論文とパネルの展示、本館1階南側のブースでは学科紹介の展示を行っております。

 

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  【東北芸術工科大学卒業/修了研究制作展】

  会期:2016年2月9日(火)→ 14日(日)10:00-17:00

    ● 歴史遺産学科卒業論文口頭研究発表会 

       日時:2月10日(水)9:00-17:00

          2月11日(木)9:00-10:30  

       場所:本館2階 208講義室 

 

    ● 論文・パネル展示   本館2階 209・210講義室   

    ● 学科紹介       本館1階 南側ブース

 

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【発表者一覧】

2月10日(水)

 ≪考古学専攻 長井ゼミ≫

塚野 聡史 敲石の痕跡からみる利き手の左右差について―石器製作実験と長畑遺跡出土遺物の観察を通じて―
小関 大輔 縄文時代前期の石匙の形態からみるヒトとモノの動き―米沢盆地・新潟県・長野県の地域を比較して―
川口 智也 長者屋敷遺跡における漆液容器の研究と考察―縄文時代中期~晩期の漆器の製作とその流通―

 

 ≪考古学専攻 北野ゼミ≫

加藤 槙乃 山形県高畠町における高畠石鳥居の構造分析
笹原 理美 屋敷内における小祠信仰―山形県高畠町の二井宿街道沿いを中心に―
檜野 泰巳 「奥州白川城下之図」の研究―絵図の使用年月日と作筆者についての検討―
須貝 慎吾 館山城下町の復元的考察―館山城の空間における構造とその範囲について―
佐藤 大志 最上義明所用・三十八間総覆輪筋兜の具体的な観察及び痕跡の一考察
栗原 有希 円筒埴輪の透孔の穿孔技法について―群馬県高崎市保渡田八幡塚古墳の円筒埴輪を対象に―
瀧口 友香 キリハライからみる伝統の変遷―高畠町糠野目山王神社の事例を基に―

 

 ≪文献史学専攻 竹原ゼミ≫ 

髙橋 佳帆里 出羽国村山郡山家村の資源確保と近隣地域との関わり
森川 遼 松代藩真田家と盛岡藩南部家の御家騒動
政金 悠希 『柏崎日記』にみる武士の仕事
生井 光成 系図及び居住地からみる常陸平氏の興亡
阿部 千裕 平安時代における御霊会での朝廷の関与
鈴木 彩也花 明治から大正期における暴風警報・天気予報の普及

 

 ≪民俗・人類学専攻 謝ゼミ≫ 

熊谷 英仁 地域における農産物直売所の役割―山形市高瀬地区を事例として―
大宮 保幸 『軍艦や船舶に「人格」を見る私達の思想』
××× ×××
櫻庭 千晃 戦後若者の恋愛観の変遷に関する一考察―「ゆとり世代」を事例として―
星 雪音 「生産者」からみた日本の漫画業界―職の内情からコンテンツを考える―

 

2月11日(木)

 ≪民俗・人類学専攻 田口ゼミ≫

本間 結希乃 写真で読み解く時代と暮らし―山形県米沢市の写真から―
阿部 佑季 稚児行列―延命地蔵尊 徳寿稲荷神社祭典の事例―
高橋 裕子 戦後高度経済成長期における中山間地の景観変容プロセス―岩手県一関市本寺地区の事例から―
髙橋 果子 「伝統」の在り方―仙台すずめ踊りと旧石切町の伝承―
成田 琳太郎 山形県東根市の「とんと昔の伝承活動」―東根民話の会を事例に―

 

 

芸術大学にある歴史遺産学科ってどんな学科なの?どんな研究を行っているの?

そんな疑問をお持ちの方、是非今回の卒展を通して少しでも知っていただければ幸いです。

 

多くの方々のご来場を心よりお待ちしております。

 

2016-02-01

民俗・人類学ゼミ 北海道旅行記6日目

 

6日目はまず北海道博物館へ

 

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北海道博物館は、2015年4月にリニューアルしたばかりの、北海道の歴史や、自然、アイヌ文化など、北海道のあらゆることに通じた総合博物館です。

 

新しい博物館なだけあって、具体性の強い展示、触れる展示ですごく面白かったです。

展示スペースも広く、見せ方も工夫が凝らされていて、子供から大人までどんな人も楽しみながら学べる博物館でした。

印象的だったのは、「熊を”駆除”するか”共存”か」という意見の投票スペースです。

自分たちにとって熊を危険な動物として捉えるか、尊重するべき生き物として捉えるかを分けて考えることは非常に難しく、考えさせられました。

 

 

そのあとは、札幌市街で自由行動です。    

北海道ゼミ旅行_5338 

北海道ゼミ旅行_9602時計台を見たり、さっぽろテレビ塔で写真を撮ったりなどしながらお土産を買いに行きました。

 

夜は先生がたと居酒屋で飲み会をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

札幌といえばスープカレーを食べないわけにいきませんよね。

札幌出身の子おすすめのお店で食べました。ボリュームもあって、美味しかったです。

また、お店のトイレがディスコみたいで最高でした。

 

この旅行はほぼ大自然の中で過ごしていたので、札幌のような街中は久しぶりでテンシ

ョン上がりました。

 

先生や友達の、普段は見えない顔が見えた6日目でした!

 

 

 

 

 

 

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