2017年度
歴産カフェ
第2回
井上敦夫先生(山形中央高校)&田口洋美先生(東北芸術工科大学)
テーマ
「千と千尋の神隠しー夢と現の世界から」
9月28日、ゆうキャンパスステーション会場で歴産カフェが開催されました。
歴産カフェとは?
身近な日常にある人や社会の不思議、問いの発見から解決へ、
主体的に考え、対話しながら探求していく。
過去を知り、今を考え、これからの社会にどう活かしていくか…
そんな学びのおもしろさを体験する企画です。
高校生を対象としており、学校帰りに気軽に立ち寄れるよう
お菓子やドリンクを用意して皆さんのご参加をお待ちしています。
今回の模擬授業は、スタジオジブリの『千と千尋の神隠し』を民俗学・人類学的に読み解く試みです。
アイスブレイクや参加者同士の話し合いも交えながら進行し、夢と現の世界に迫ります。
2日目は、「太宰府天満宮」「九州国立博物館」へ行きました。この日は、午後から長崎への移動があるというでキャリーケースをガラガラ引きながらバスターミナルがある博多駅まで。前日に比べたら天気も、良いとは言えませんでしたが。さすが九州、朝から暑い。
バスに乗りだいたい40分で「太宰府天満宮」に到着!とにかく参道の時点で広く賑わっていて、「(今日 平日よな?)」となりつつ歩いていると発見したのがこちら。
よく見ると見覚えのあるマークがありますよね(*’▽’)!某有名コーヒーショップなんです!よくある店舗の形ではなく、その場に合わせた外観にする、、洒落てますね。
「アイスティー片手に壁に寄り掛かったらインスタ映え、、」なんてことをふと考えつつ、いざ本殿へ。
参拝したり、おみくじを引いたり、写真を撮ったりと、とにかく満喫した模様。あ!お守り買った人もいたなあ。。
この後は、徒歩で「九州国立博物館」へ。
実は、「太宰府天満宮」からただ徒歩で移動してきたわけではなく、トンネル通路を通って移動したんです!それが、これまた幻想的(‘ω’)
博物館のエントランスに入ると、博多祇園の山笠がお出迎え。
ここでは、実際に学芸員の方にバックヤードの解説などをしていただきました。
免震装置が設置されている場所、実際に学芸員さんの作業風景、収蔵庫など、貴重なエリアを見せていただくことができました。
各自で昼食をとった後は、バス停への集合時間まで館内を見学したり、参道でお土産を買ったり。
博多駅へ向かうバスへ乗る頃には小雨模様。寒い、、!
博多駅に到着後は、特急に乗り換えて長崎へ!長崎駅に到着後は路面電車でホテルの最寄まで。
初の路面電車の乗り方に戸惑いつつ(本当に道路の真ん中で止まるんだもん)、無事に到着して2日目は終了しました!
3日目の丸ごと長崎も頑張ろ~☺
(3年 四方)
私たち、謝ゼミは9月13日〜16日の3泊4日の日程で福岡・長崎の2県にゼミ旅行に行ってきました!
今回は、写真も載せつつその様子を紹介したいと思います!
9月13日、山形空港に集合し、山形→羽田→福岡の羽田経由で福岡へ向かいました。機内でのゼミ生の様子はというと、音楽を聴く人、寝る人、
そもそも飛行機が苦手な人、動画を見る人など、7人も学生がいれば個性がでますよね!
福岡に到着したのは午後13時を過ぎた頃。初日の見学先である「宗像大社」へ、そのまま向かいました
「宗像大社」は、皇室とも関わりがあったり、日本神話の起源とされているとのこと。
この日の福岡の気温は28℃の晴れ。大社に到着して「暑い。」そう言葉が漏れそうになるような。ここでは、限られた、時間の中で自由行動に。
ちょうど、学校の課外授業に来たであろう小学生の一行に遭遇し、「こんにちは~(⌒∇⌒)」と。。暑さでへばりかけた大学生にも元気に挨拶をしてくれる小学生に内心喜んだりと。
皆、思い思いの見学が出来たのではないかなと思います。
見学後は、宿泊先の最寄である「博多駅」へ向かいました。
、、デカい、博多駅、デカい、。この日は、対馬の物産?の催しが駅前で行われていました。
博多駅から徒歩でホテルに向かい、初日の行程は終了しました。
ちょっと、ここで小話を。
博多に来たという事で、天神に行ってみたい。となり、ホテルに到着後に地下鉄で「天神」に向かいました。
実際に、生で立ち並ぶ屋台を見るというのはそれは貴重で。山形では見ることのできない光景ですよね!何よりも、雑誌のだけの景色ではないのだなと!歩くだけでも貴重でした!
ゼミ旅行の最終日は大阪の万博記念公園に行ってきました!
9月10日の大阪は朝から真夏のような暑さ、秋口とは思えない炎天下に竹原先生とゼミメンバーは少々ぐったり。
しかし、モノレールから大阪万博の象徴的なオブジェである「太陽の塔」が見えた途端、ゼミメンバーのテンションは急上昇!旅の疲れも一気に吹き飛んだ模様です。
白を基調としたボディに赤のラインが特徴的な太陽の塔は、大きく腕を広げたようなシルエットが秋晴れの青空によく映えていて圧巻でした!
この日の万博公園はガレージセールや子ども向けイベントが開催されていたようで、朝から多くの人で賑わっていました。
私たちは万博公園内にある国立民族学博物館(通称みんぱく)を見学すべく、太陽の塔やパビリオン跡を通り抜けて公園内を奥へ奥へと進みます。
関西弁の陽気な警備員さんにチケットを見せてゲートを抜けると、目の前に大きな建物が!
目的地に到着です!
ここ国立民族学博物館は、世界の諸民族の社会と文化について研究し、民俗人類学・民族学の考え方に基づいてその成果を展示する「博物館を持った研究所」です。「世界の民族文化に優劣はなく、様々な文化の間にみられる違いも、同じ時代を生きる人類の豊かな多様性である」という考え方のもと1977年11月に開館しました。
展示はオセアニアから東回りに世界を一周し、最後に日本にたどり着く構成をとっていますが、基本的に広い館内における3つの展示スペース、Aブロック~Cブロックのどこからでも見学できるようになっています。私は途中からCブロック(中央・北アジア~日本)を逆走してしまいました(笑)
私たちはオーソドクスにブロックのオセアニアの展示から見学を始めました。
優れた航海術を持つオセアニアの人々の間で伝統的に使われてきた大型カヌーが来館者を出迎えます。
館内世界一周の出発点にふさわしい展示です。大きい…!
出発点は同じでしたが、その後は各自で興味を持った展示を自由に回りました。おのおのが自由な館内航海を楽しんだようです。
私は途中で航路を見失いました(迷子になりました)
時間的な制約もあり全ての展示をじっくりと見学することはできませんでしたが、その中でも私が特に印象に残ったのはアメリカの展示スペースに顕著にみられた「土着信仰とキリスト教の融合」でした。
15~16世紀の大航海時代にヨーロッパの人々によるアメリカ大陸の「開拓」や先住民族の圧迫が行われたことは有名な話ですが、そのような西洋文化の押しつけにより土着文化が変容せざるを得なかったこともまたよく知られた話です。
しかし、この展示ではそのような事実をネガティブに捉えず、先住民族は虐げられながらも自分たちの見方でヨーロッパ文化を吸収した結果として新しい文化が誕生した、というポジティブなスタンスで展示が行われており、非常に興味を持ちました。「世界の民族文化に優劣はない」という国立民族学博物館の考え方にも通ずるものがあり、とても共感を覚えました。
例えばアメリカの展示ブースに入るとすぐに「パチャママの門」と呼ばれる特徴的な祭壇が目に入ります。
これはアンデスの地母神パチャママを聖母マリアとみなして祀られている祭壇で、キリスト教的な天使とアンデスの宗教世界を体現するコンドルが同時に描かれており、土着信仰とキリスト教の融合が見て取れます。
また少し先に進むと、大きな牛の仮面が展示されています。
メキシコのサン・セバスティアンの祭りで使われる舞踏用の仮面です。キリスト教も牛もスペイン人が伝えたものですが、今ではメキシコ人の信仰に深く根づいていることがよくわかりました。
土着文化とヨーロッパ文化の融合は宗教だけではありません。
アンデス衣装の展示がそれをよく表していました。
アンデス衣装の大きな特徴的は、耳までを覆う特徴的な帽子です。数年前に女性に大流行した耳あて付きニット帽と似たような帽子で、丸みを帯びたシルエットが心惹かれます。しかし、元々アンデスの人々の間では帽子をかぶる習慣はなかったのだとか。
アメリカ大陸に限らず、「伝統的」と呼ばれる民族衣装や装飾品の中には、植民地化の過程で持ち込まれたヨーロッパ起源のものが多くあります。
また個人的にとても印象的だった展示は、メキシコにおける「ガイコツ祭り」で飾られるガイコツ人形です。
一見不気味なガイコツたちですが…なんと!みんなで仲良くテーブルを囲んでトランプをしているのです!テンガロンハットをかぶったオシャレさんもいます。なんて可愛いのでしょう…!(※個人の感想です)
メキシコでは紀元前から祖先のガイコツを身近に飾る習慣があり、それがカトリックの祝日と融合してできた祭日が「死者の日」通称「ガイコツ祭り」なのだそう。
それにしてもキュートです♡
広大な館内はとても半日では回りきれない充実した展示内容となっていました。開館40周年記念特別展である「よみがえれ!シーボルトの日本博物館」は時間の都合で見学することができませんでした。残念。
次回、もっと時間をかけてゆっくりと見学したいです。みんぱくリベンジ!
万博公園内で昼食を済ませたあとは、空港でお待ちかねのおみやげタイム!
家族にお菓子を買ったり、友達に雑貨を選んだり、思い思いの時を過ごしました。
私はこの時間に551蓬莱の豚まんを頂きました。とても美味しかったです^^(おみやげもちゃんと買いました)
そして15時の便で帰路へ。仙台空港で解散しました。
5日間の長い研修旅行でしたが、神戸、徳島、大阪で様々な場所を見学し、そして祖谷は密度の濃いフィールドワークを行い、とても実りのある旅行となりました。この旅行で得たものを大学での学びにも生かしていきたいです。
竹原先生は運転お疲れ様でした。ありがとうございました。
5日間の旅行を盛り上げてくれたゼミのメンバーにも感謝です。
楽しかったね!
(3年 槇)
竹原ゼミ旅行4日目です。
今日は徳島から大阪へ向かいます。
まず私たちは約250年前に建てられた祖谷地方で最も大きいとされる武家屋敷旧喜多家に向かいました。
みんなで道に迷いながら武家屋敷を探しました。
残念ながら、屋根は雨漏りで工事中とのことでブルーシートで覆われていました。
しかし、中に入ると当時使用してしたものなどを見ることができました。
この石垣で使われる石は、結晶片岩、青石と呼ばれるものです。落合集落周辺で用いられるのはもちろんのこと、徳島城の石垣にも用いられている石です。
武家屋敷を後にして、私たちは同じく徳島県にある『うだつの町並み』を見に行きました。
落合集落同様、重要伝統的建造物群に指定されています。
うだつとは、隣の家のと境に取り付けられた土造りの防火壁のことです。
これを造るには相当の費用がかかるらしいです。
ここの各家々のうだつには家紋や細工が施され、その豪華さが商人の権威を表しています。
また、鳥衾というものも見れました。
その魔よけの上に鳥が止まって糞をしない様につけているものらしいです。
山形では見ることができないので、珍しかったです。
徳島では家の作り、食事、文化など様々な点で東北との違いをみることができました。
調査をしていて、新鮮でとても面白かったです。
うだつの街並みを出て、私たちは大阪を目指します。
淡路島を経由するので、途中で渦潮を見ることになっていました。
鳴門大橋を渡ってしまい、
渦潮に近付くことはできませんでした。
その代わり、玉ねぎを見ました。
巨大なたまねぎです。
この玉ねぎ、いじめると10年分の玉ねぎを購入しなければならないというペナルティーがついていました。
無事に淡路島を通りぬけ、私たちは大阪に着きました。
皆で夜ご飯を食べるのは最後なので、少し贅沢を。
大阪の串あげです。
大将が目の前であげてくれます。
美味しかったです。
4日目はここまで。
楽しいことってあっという間ですね。
次は最終日。
(3年 柳澤)
ゼミ旅行3日目、本日はゼミ旅行の主要となる落合集落の現地調査をする日です。
集落に行く道すがら、祖谷渓谷の観光スポットにも足を運びました。
まずはじめに、祖谷のかずら橋を渡りました。落人伝説のある祖谷、かずら(シラクチカズラ)で作った橋は、敵が来てもすぐ切り落とせるという理由で作られたと言います。
現代の橋に馴れてしまった私たちにとって足元に隙間のある橋はなかなか怖いものがあり、手すりにつかまり、ゆっくりとしか歩けませんでした。
かずら橋から少し行くと「びわの滝」がありました。
ここでは平家の落人が琵琶を奏でながらつれづれを慰め合ったのだといいます。ここでたっぷりマイナスイオンを浴びて、川の方へおりてゆくと徳島県特有の青石がたくさん落ちていました!この青石は徳島城の石垣や祖谷地域の石垣にも使われてますよ!
その後、本日の目的である東祖谷、落合集落に到着。昨日の雨が嘘のような晴天で、絶好のフィールドワーク日和!
今まで史料や写真でしか見ていなかった祖谷でのフィールドワーク調査ということもあり、ゼミメンバーみんなとても張り切っているようでした。
はじめは集落をぶらぶら。
住民の方々はとても優しく接してくれます。
観光地ということもあり、集落には多くのパネルが。
落合集落は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている場所があり、そこには数多くの茅葺屋根の民家が残っています。
しかし、その多くは人が日常的に住んでいるものではなのです。そのほとんどは現在宿泊施設として内装をリノベーションし、観光客に田舎暮らしを体験してもらう場所として使われています。落合集落に限らず、山間集落のほとんどは65歳以上の住民が過半数を占めるようになってきており、歴史的建造物などの維持管理ができない状況にありますが、落合集落では、宿泊施設として一般に開放することで維持管理ができるような仕組みをつくり、守っているのです。
そこで私は、観光地になる前、民家でどのように生活していたのか?に興味をもち、聞き書き調査をさせていただきました。
とあるお宅のお父さんが外に出られていたので少し話を伺いました。
はじめは不審がられましたが快く様々な話を聞かせてくださいました。その中でも一番驚いたのは、子供の頃は二間取りの家に3世代同居し、兄弟11人で生活していたという話でした!(兄弟多い!)
また、オモテと呼ばれる客間で寝たり、御飯を食べたり、煙草を乾燥させる準備などをしていたそうです。集落の家のほとんどには畑があり、作物はいもを中心に栽培し、冬季の備えとして貯蓄しておくイモアナと呼ばれる床下収納があったといいます。
お話し好きのお母さんにお茶やお菓子を頂き一服。
反対側の山にある展望台からの落合集落!!
宿泊施設に戻り、各自の本日の成果を発表しあい、
本日の調査はこれで終了。
ゼミ旅行2日目はいよいよ落合集落へ向かいます!
落合集落は三好市東祖谷のほぼ中央に位置しており、山の斜面に沿って広がる集落です。今日は明日から始まる調査に向けた下見を行います。
その前に、まずは徳島市内にある徳島県立博物館で情報収集です。
徳島県立博物館は文化の森総合公園内にあります。園内には徳島県立図書館、徳島県立公文書館等もあり、一日過ごせるくらい充実しています。
開館まで時間があったので園内にある王子神社、別称「猫神さん」に寄り道しました。
この神社の主?の猫さんが迎えてくれました。
開運合格・学業成就等の神様だそうで、皆さん熱心にお参りしていました。
猫さんとお別れし、博物館へ。
徳島県立博物館は人文科学系と自然科学の各分野をあわせた総合博物館です。分野ごとの展示室と迫力ある化石をはじめとする展示の数々、企画展「ザ・モンスター~海と陸のへんてこ生物たち~」も開催しており見どころ満載でした。
常設展は日本列島・四国の成り立ちから現在の徳島までの自然と暮らしを網羅する展示になっています。私は東祖谷の山林についての展示に注目しながら見て回りました。植生している木の紹介の他、木地師についての展示がありましたが疑問は尽きず。明日からの調査で情報収集したいです。また、以前考古学の授業で教えていただいた、「サヌカイト」という石器の材料となる石を見ることができました。実際に触ったり叩いたりすることができたのですが、とても良い音がしました。割ってみたかった…。
各自興味のある展示を自由に見て回り、調査に備えていました。
落合集落までの道も学芸員さんに聞いて、情報収集完了。落合集落へ出発です!
落合集落までは、なるべく街道などの当時の人々が歩いたルートを進んで行きます。
移動中も窓の外の景色に興味津々です。珍しい鬼瓦や山の斜面に立ち並ぶ家々と畑、川にある石も東北にあるものとは違いました。徳島県には面白そうな地域が沢山ありそうです。
休憩をはさみながら、山道を行くこと約3時間半。ついに落合集落に到着です!
あいにくの曇り空でしたが、落合集落のが見えた時には驚きと感動が沸き上がりました。事前調査はしていたものの、急な山の斜面にある集落の迫力、道の細やかさ、随所に見られる石垣等々、想像を超えた景色が広がっていました。
早速明日の調査に向けた下見を開始です。
各々自分のテーマに合わせて集落を見て回りました。集落中に張り巡らせている里道(赤筋道)を歩いて行くのですが、迷路のようで現在地確認も一苦労です。行く先行く先気になる物が多々ありました。この畑では何を作っているのか、所々にあるススキ原とそれを刈る人達、石垣の石も一味違う感じがします。
明日からの調査が楽しみですね。
実際に歩くことで山の斜面で暮らすということがいかに大変か痛感しました。斜面であるため、水平な場所が必要な田んぼを作るのは難しく、集落のほとんどが畑でした。ですが、中には田んぼが数ヶ所。その田んぼも石垣で水平にするというひと手間が見られました。
畑では蕎麦が目立ちます。一面に広がる蕎麦畑と集落の景色は絶景でした。お米を育てていない落合集落のエネルギー源のようです。
また、想像以上に赤筋道を歩くのは大変でした。赤筋道には石が敷いてあるのですが、それでも上るのが大変な所や足場が悪い所もありました。それでも、赤筋道がどこに通じるのか熟知し、生活で利用している落合集落の皆さんを尊敬せずにはいられませんでした。そんな中、皆さん買い物はどうしているのか、地域の集まりに行くだけでも一苦労ではないか、道の補修も大変なのではないか等疑問もわきました。
まだまだ見て回りたかったのですが、強い雨が降り出したため切り上げてホテルへ。
ホテルでは下調べの報告と、明日の調査計画の立て直しです。当初の予定通りとはいかず、テーマを若干変更したり調査方法を考え直したり、全員で動きを確認して2日目は終了しました。
明日は調査当日、頑張りましょう!
(3年 小関)
私たち竹原ゼミは、9月6日~9月10日の間ゼミ旅行に行ってきました。この旅行で主要となるのは徳島県三好市落合集落での調査なのですが、初日である6日は徳島市までの移動が中心となりました。
まずは仙台駅で全員集合し、電車で仙台空港へ。そして10:00、いよいよ飛行機に乗り込み大阪へと出発です。
久し振りの飛行機に少し緊張しつつも無事に空の旅を乗り切り、伊丹空港に到着したのは11:20。仙台では雨が降っており少し心配だったのですが、こちらは幸いにも曇り。
そこからは竹原先生の運転で神戸へと移動し、中華街で昼食を取りました。すごいボリュームです!
その後は神戸北野異人館街へと向かいました。ここには「風見鶏の館」「うろこの家」「英国館」「ベンの家」など、数々の異人館が建ち並んでいます。私たちはまず坂を上って風見鶏の館の前へと向かいました。
私たちの大学も中々大変な坂の上にありますが、北野異人館街のそれ以上の急な坂にびっくりです。
風見鶏の館は坂の中ほどの場所にある、赤レンガがひときわ目を引く異人館です。国指定重要文化財にも指定されています。
ここからは自由行動。各々、見学したい異人館へと吸い込まれて行きました。
私は悩みつつも、「英国」という名前と「シャーロック・ホームズの部屋が再現されている」という情報に興味を惹かれ、坂を下って英国館を見学しました。
イギリス人技師が設計し明治40(1907)年に建てられたこの英国館は、建築当時の姿がそのまま保存されています。綺麗に手入れされたイングリッシュガーデンも見どころです。
一階にはイスやテーブルなどの家具調度品などが展示されていました。中でも気になったのはこのバーカウンター。17世紀に作られ、18世紀から19世紀にかけては英国貴族の「ホーム・バー」として使われたそうです。
並んでいるお酒の瓶はディスプレイかと思ったら、なんと夜は実際にイングリッシュ・パブとして営業しているそう。こんな場所で飲めるなんて、なんともおしゃれですね。いつか絶対、今度は夜にまた来ようと心に誓いました。
2階にはシャーロック・ホームズの部屋が再現され、展示されています。ファンにはたまらない道具や小ネタが満載です。
また、下の画像のように衣装を借りることもできました。
再び車で南下。明石海峡を渡り淡路島へ。
海沿いの道路を走っていたのですが、車から降りると道路沿いの藪には真っ赤なカニがたくさんおり、少しびっくりでした。
徳島市のホテルに着いた時にはもう辺りが真っ暗。チェックインして近くのコンビニで明日の朝ご飯を買い、この日は終了です。
2日目はいよいよ落合集落へ……!
(3年 三村)