宇都宮へおいしい餃子を食べにきました。というわけではなく、栃木に来たのは県埋文センターで古墳時代土器のススコゲ調査を行うためです。4年生のO嬢が卒論で以前からお世話になっている職員の方々と一緒に七色の餃子を食べてきました。各地の資料調査にいったなら、必ず現地の人と現地のものを食べる。それが地域を知る第一歩です。たとえそれが非伝統的なものであっても、なぜ今そうなっているかを考えさせてくれるからです。動態的に地域の歴史を見ること、モノに映し出される痕跡を読み取り、背景にある多様な文化を解釈する、これが考古学の基本姿勢です。
そういえば、移転中に転落破損した餃子の像はどうなったんでしょう?