歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
*
2009-01-07

お土産ドキドキ

6日18:30、ウボン空港を発ち、ドンムアン空港へ。スワンナプーム空港へ移動し、23:50タイ航空で成田に向かった。
ウボン空港で出発を待っていると夕方6時、いきなりテレビ画面が切り替わり国歌が流れた。全員直立不動で国王を讃えるのだ。タイの風物詩として噂には聞いていたが、はじめてその場面に立ち会った。

帰りのスーツケースの中身は中小型土器が満載。衣類は土器の中につめた。さらに中型土器2個をバックパックに入れ背中に。大型土器は手荷物にしようと持ち込んだが、かさが大きいのと重量オーバーで機内持ち込みNGダメ!割れ物のシールをこれでもかとたくさん張ってもらい、祈るような気持ちで預けた。真新しい叩き板2枚をバックパックにはさんで手荷物検査場に入ると、デンジャラス!とこれも預けさせられる始末。梱包した大きな荷物がなんだと聞かれて、モー・(ウ)ナム(水壺)だというと、「おまえなんでそんなもん持っているんだ」と笑ってくれた。しかし、バンコクの空港のお姉さんは「モーナムって何?」って。すでに都会の若い人には分からないらしい・・・。

預けた大きな土器は祈りが通じたのか、成田まで持ちこたえてくれた。東京で土器の中からトレーナーを出し、それを着て山形に凱旋した。

わたしの2週間にわたるタイ・ラオスの旅が終わった。自分の撮った写真を見返してみた。土器作りの技術や村の生活を教えてもらいながら、いちばん目と心を動かされたのは人と動物、人と植物との緊密な関係だったか・・・・。(人と人との関係も。老人と子供、介護、家族のこと)ノスタルジックな思いがあったことは否定しないが、やっぱり都市生活者が失ってしまったものは大きい。
来年度、学生たちともう一度訪ねてみたいと思った。

プロジェクトリーダーのK先生、スタッフ、現地で協力してくれた村長さんはじめポターのみなさん、ほんとうにありがとうございました。まだ調査を続けている皆さん、もう1週間頑張ってください。

最近の投稿

最近のコメント

アーカイブ

カテゴリー

メタ情報

東北芸術工科大学
TUADBLOG