授業で天童市の西沼田遺跡に行った。
復元住居の炉辺で屋根の萱を燻すサポネットのおばあちゃんとしばし昔語りをする。
復元水田では今年からはじめたという直播きの田があった。籾をまいた後、水没してしまってちょっと心配だと担当の人が語っていた。
最近通っているタイ東北部やラオスでも田植えと直播きが混在している。直播きは雑草取りがたいへんだといいながらも、楽だからと案外多い。雑草に強い種を植えていたり、最近はその草もあまりまじめにとらない家もある。雨季の土器作り村でみた直播きの田はかなり粗放な感じがした。昨年12月の乾季に訪ねたとき、ちょうど今年からはじめたという潅漑水田(河川からポンプアップ)で直播きをやっていた。直播きは決して原始的な稲作ではなく、現在も共存している。日本でも田植え機を使って「湛水直播栽培」が各地で行われているそうな。