米沢市が戸塚山古墳群の確認調査を行っている。
戸塚山は丘陵裾に7世紀の終末期古墳180基余りが群集しており壮観だ。
その保存状態は東日本最大規模で、いま市では国指定史跡を目指して確認調査を行っている。
昭和18年に一部ブルドーザー(戦車のようなものらしい)が入って削平された平坦面にトレンチをいれたら、そこからもたくさんの古墳が見つかった。この部分が分布の空白地となっていたので、ここも埋まると200基はゆうに越えるだろう。
この夏は、学生達と開口した石室と墳丘の測量調査を行う予定である。高畠の大型凝灰岩とはちがい、小型の石材を利用した独特の石室構造をもっている。かれらは自然に適応してどんな構造・技術も駆使しえたのであろうか。