兵庫県高砂市は古墳時代、近畿の大王の石棺を作った「竜山石」の里。
高砂市教育委員会では現在、文化庁からの委託で「文化財総合的把握モデル事業」をおこなっています。事業の視察のために高砂市を訪ねました。二日間、教育委員会の担当、「竜山石文化会」や建造物調査をしているひょうごヘリテージの方々とお会いして詳しい話を聞くことができました。
地域の文化財を既成の概念・価値にとらわれず、住民の足と目で再発見していくプロセスを目の当たりにしました。市内3万基の墓石を悉皆調査するなど、そのパワーはたいしたものです。地域づくりは人づくり。それを実感する活動です。
夜は歴史文化基本構想策定委員会の会長さんもでてきていただいて情報交換会。
現地で始めて知ったこと。
高砂市は「ブライダル都市」・・・謡曲高砂にちなんでのこと。
B級グルメ「にくてん」食べました!ついでに明石焼きも。
高砂の歴史が凝縮した今市の町並み。近世・近代の港町。
観光産業的には、何もないところと地域の人は自嘲ぎみに語りつつ、一方ではしっかりとした歴史文化的アイデンティティーをもっている。そんな誇りが地域に暮らすよろこびの一つ。