歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2010-07-13

卒研フィールドワーク

4年の武士ことSKです。お久しぶりです。
最近の4年生は卒業研究の中間発表を目の前に、まるでクマに出会ってしまったカモシカのごとく白目をむいて疾走中です。
…逃げてるわけじゃないですよ!!

その卒業研究のために昨日、私と同ゼミのM田で、小国町の五味沢地区(おなじみウサギ狩りで行く場所ですね)に行ってきました。

田口ゼミの基本は「あるくみるきく」。自分で実地に入り、自分で得た情報こそが自分にとってかけがえのない素材である、ということです。
集落を歩いて観察し、その疑問を住んでいる人に聞き、話して頂いた情報をまとめて次のフィールドワークに備える。そのころにはまた、新しい疑問が浮かんでいる。私とM田は、これを繰り返すことで研究を進めています。

何度も行ってはいるものの、あくまで部外者である私たちに対し、寛大に対応してくれる集落の人たち。その人たちから語られる様々な言葉。
何十年も昔のことや、今の集落の現状まで、私たちでは想像できないような、様々な思いを抱いて集落の人達はそこに住んでいるようです。新しい「発見」を頂きながらも、今の地方集落が立たされている立場に愕然としたりもします。

昔を懐かしんで美化するようなことではなく、それを「リアル」に受け止めて、未来に繋げなければならないのだと強く感じています。

…それで、提案なんだけどM田。
もう、日帰りはなしにしない?

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