7月3〜4日、ブナ林と狩人の会:マタギサミットin朝日町に参加してきました。民俗人類学の田口先生が主催する東日本の猟師の方々が集まる会です。この会は平成2年に始まり、毎年1回開催しています。
最初は小規模で行われていた会も、回数を重ねていくごとに大規模になり、今年は100名以上の方が参加して下さいました。飛び込み参加の方もいらっしゃり、講演会の方は多くの方々にご聴講いただけました(`u`)
講演会内容
・中下留美子氏『熊は何を食べていた?体毛が語る食性履歴』
・玉手英利氏『山形で今、何が起きているか?』
・齋藤正一氏『熊の住み家と食堂としての広葉樹林で起こっている事』
・パネル・ディスカッション『なぜ、熊は里に下るか』
ご講演下さった猟師の皆様、先生方、本当にありがとうございました。
パネル・ディスカッションでは各地の猟師の代表の方が、山の事、クマの事、動物の害の事、行政との関係の事など、現実的で大変シビアなお話や、クマに対する熱い気持ちをたくさんお聞きする事ができました。猟師の皆さん、田口先生、お疲れ様です!!
私は受付をしていたのですが、抜け出してこっそり聞いていました←
受付押し付けてしまってすみません大石先輩と亜由美さん!!!
そして待ってました交流会です!!おいしそうな料理の数々!特に朝日町の特産物である「ダチョウ」料理・・・!人生初ダチョウでした〜(^Å^)すごーく美味しかったです!お気に入りはダチョウのお刺身です☆
一番物の画像が無いのですが・・・歴産学生のどなたか画像をお持ちでしたら連絡をお願いします!
そして交流会は学生にとってはマタギの方々とお話ができるいい機会です。ドキドキ・・・
1、2年生の緊張感がすごく伝わってきました・・・あ、ちなみに私も緊張してました・・・
いざ会が始まると猟師のおじさん達は優しい!不慣れで不器用な学生に、親切に対応して下さり本当にありがとうございました!!
後輩達よ、これを機にもっとコミュニケーションスキルを上げるのだぞ(u_u)≡3 オマエモナー(°∀°)←←
交流会の後はもちろん二次会、三次会と続いていきます。それぞれの部屋で夜は更けていき・・・。
実はわたくし、そこで就活させて頂きましたごにょごにょ・・・
そして金目マタギの小松さんからクマの爪を頂きました!!!くまつめ!!感動!小松さん本当にありがとうございます。この場をお借りして感謝っ・・・!
真剣なお話、猟師さんならではの面白い話、たくさんの貴重なお話をしていただけました。日本酒がとっても美味しかったです?
来年もお会い出来たらいいなぁ。。。と思います。
1日目はこんな感じで終了しました。寝たのはみんな午前の2、3時頃かなー
で、2日目も一気に書いちゃいましょう!
2日目は朝から車座会議でした。
テーマは『これからのマタギサミット:マタギと文化財』です。
車座会議ではマタギサミットの今後の方針や課題を討論形式で発見、検討する目的で行われました。
会場は猟師でいっぱい。猟師の皆さんの現場での貴重な意見がお聞きでき、大変参考になりました。
クマと人間、行政と里山、文化財としての狩猟、狩猟文化をどうやって後世に継承させていくか・・・後継者の問題、猟師の質を保つ為にはどうしていけばいいのか・・・沢山の意見があり、沢山の情報が飛び交っていました。和やかなムードではあるけれども、避けては通れない大きな問題について話し合う猟師さん達の姿は、かっこ良く見えました!
マタギの方々から歴史遺産の勉強だけでなく、時には姿勢や考え方も教えられます。私自身マタギサミットに参加するのは2度目ですが、更にマタギの文化に入れた気がします。
最後に、今回マタギサミットにご協力頂いた山形県朝日町様、朝日町エコ・ミュージアム様、Asahi自然観様、猟友会の皆様、行政関係の皆様、企業の方々、本当にありがとうございました。
ご指導頂いた田口先生、岸本先生、お疲れさまです。ありがとうございました!!大石先輩もお疲れさまですっ・・・!
ではではかくたでした。