旅も無事終わりて皆それぞれ讃岐の国より武蔵、出羽へと帰り申しさぶらふ。いとくたびれり。
昨日は皆酔ひ騒ぎて日記をつける者おらず。女子にあるまじきことなり。
朝いと豪華なるものを食へり。ばいきんぐといひにける。肉、卵、蟹などありていとおかし。皆食ひ過ぎて悔いにけり。
琴平より善通寺へむかふ。駅に着きてタクシーを待つも来ず。地元のおばちゃんなる者曰く、「善通寺なんてちょーっと歩いたら着くわ。中年のおばさん達なんかよう歩いて行きよる!あんたらもな、若いんだから歩いて行くといい!ちょーっと歩いたら着くわ!」
これも弘法大師のお導きなるらんとし、皆歩き行く。いと暑し。汗走る。
歩き歩きて善通寺に至る。境内に鳩、池に亀多し。
五重の塔の堂々たる出で立ちや見事の一言に尽きる。ひたすら歩きて見し塔はまた格別なり。
参拝し、おみくじを引きて多度津へ向かふ。蓮の女神は大吉を引きてけり。
多度津にて一服し、美術館に行かず、高松へ帰りにけり。皆くたびれり。高松にて土産物など買いて宿に戻る。しばし休み、夜の街へ繰り出し呑み食ふ。讃岐なる魚など多くありてどれも真に美味なり。皆喜び帰る。
日登りてうどんを食ふ。讃岐うどんこそ庶民の味方なり。安い早いうまいとはこのことなるらむ。見目こそ鄙びたるが、味わえば皆物言わずただ食ひに食ひける。
駅にてバスに乗りて後はひたすら乗りつぎなり。合間に更にうどんを食ふ。しばらくの間学食のうどんを食らふことあたはず。
空港にて桔梗の上、ご当地ちょっぱーを多く買う。いとおかし。
蓮の女神、たんぽぽの姫と別れ出羽へと帰る。くたびれざえもん。おわり。
写真なるものは後日朝顔がまとめるらむ。
以上、三日間ほぼ全部梅の局でした☆
皆カケヨー