京田辺市で今年最高の39.9度を記録した翌日の9月6日。
私が小学生の頃に「39度のとろけそうな日♪」という出だしから始まる歌がありました。
子供心に「ねーよ!」と思いましたが、それが現実になろうとは、恐るべし!ラニーニャ現象!
ちなみにちょっと語感の可愛いラニーニャはスペイン語で「女の子」という意味です。
飛行機の座席は八人中六人が「緊急事態に殺到する乗客を止める席」になりました。
顔を見合わせる日本髪、戊辰戦争、雨乞い、阿古屋、島流し、病気の一同。
このメンバーでパニックに陥った集団を止めることが出来るのか!?
幸いなことに、そういったハリウッド的展開はなく、無事に伊丹空港に到着しました。
飛んで火に入る夏の虫とばかりに猛暑の京都に上洛した我々。
1933年に40.8度の山形が相手だ!と心の中でファインティングポーズ。
意外や意外、時刻が15時を回っていたせいか、それほど猛烈な温度は感じませんでした。
35度を超えると「暑い」というより「あったかい」と感じてしまう不思議。
文献ゼミの皆さんは京都の気温をどんな風に感じたのか今度聞いてみます。
ホテルに荷物を置いた後は予定通りに二条城に行くことになりました。
二条城は徳川慶喜が大政奉還を行った江戸時代の平城。
その歴史、その城郭、その庭園から京都が誇る世界遺産登録された名所になっています。
だけど最終入城時間が16時!!
私たちがバスに乗って辿り着いた時間は15時58分。
タイムリミットが刻々と迫っているというのに何故かのんびりと歩く文献ゼミ一同。
痺れを切らしたのか由利十二頭くんが急に走り出しました。
速い!速い速い速い!受付に行って戻ってくる!(日本ダービーっぽく)
帰還した彼の手にはなんと文献ゼミ全員分の入城チケット。
しばらくの間は「偉いよ!由利十二頭くん!」の歓声が止みませんでした。
無事に入城を果たした我々は二の丸御殿や庭園を鑑賞することが出来ました。