歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2010-09-13

関西研修旅行2日目?

台風接近の予報に怯えながら9月7日は京都の清水寺に向かいました。
清水寺の創建は西暦778(宝亀9年)の奈良時代の末頃。
延鎮上人が音羽山麓の滝のほとりに千手観音像を祀ったことが起こりとされています。

思い切った行動をすることを「清水の舞台から飛び降りる」と言いますね。
過去に願掛けのために飛び降りた人の85%は樹木がクッションになって助かったらしいです。
良い子、悪い子、普通の子、真似しちゃ駄目!戊辰戦争おねえさんとのお約束!


次に目指すは三つの筧から流れる霊水ごとの御利益がある音羽の滝。
音羽の滝に通じる階段を下りていると中国人のおじさんから呼び止められました。
英語と中国語と身ぶり手ぶりで懸命に何かを伝えようとしている様子。
階段の段数をカウントしながら自分の手のひらに「108」の数字を書いて見せてくる。

これはいったい何の暗号!?

困惑する私と同じ動作を繰り返す中国人のおじさん。
ただならぬ膠着状態にいると隣にいた島流しさんが全ての謎を解明しました。

「この階段は108段あって、階段を下りることで煩悩を消すんだよ!」

目から鱗が落ちました。
日本語が分からないはずなのに心なしか満足そうな中国人のおじさん。
中国人のおじさんは何故日本人に日本の名刹について教えてくれようとしたのでしょう。
とりあえず中国語検定四級を活かして「知道(分かりました)」と伝えました。
中国人のおじさん…まだ話し足りなそうでした…。

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