歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2010-10-16

土器鍋の季節


久しぶりに野焼き場に活気が戻りました。

絶好の野焼き日和。「弥生飯プロジェクト」の予備実験を行いました。

精白したうるち米と玄米をそれぞれ土器で調理。精白米は吹きこぼれを待ってゆっくり蒸らしへ。ちょっと水分が多めでしたが、上から下まで均一に炊き上げました。土鍋炊飯もだいぶ上手になりました。側面加熱(蒸らし)のコゲが形成されるためにはもっと強火の蒸らしが必要だと分かりました。

玄米は沸騰しても煮汁が吹きあがらず、水分がなくなったところで再注水して炊き上げる(とあるHPで玄米の炊き方を紹介していた)と香ばしくおいしくできあがりました。手食するのにいい炊きあがりです。弥生時代に2度炊きしたとは思えませんが、精米度の低いコメの炊き方にヒントが見つかりました。来週からの本実験の条件設定に参考にしていきます。

カマドではもち米(紫米)の蒸し調理をしました。蒸し器はタイのファット。すぐれモノです。土製甑のように蒸気が下からくるだけでなく、竹の網目全体から上がってくるので早く蒸し上がります。もちろん手食で食べます。

今日はチュートリと考古学ゼミ合同でやったので、1年生から大学院生まで各学年が集いました。
いつのまにか主役は2年生。4年生はそろそろ引退?。というわけにはいかない学生もいますが。

この子たちはきっと日本で一番、だれよりも土器鍋・土器ご飯を食べた学生でしょう。自慢にしてください。

陽気に誘われ、考古学ゼミのシナリオライターこと、Kくん(福田ゼミ)が俳句をよんでいました。
2句あったはずですが、駄作なのでおぼえていません。





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