歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2008-07-07

岩手・宮城内陸地震


 6月14日に発生した地震は、岩手県一関市厳美町の本寺地区にも被害をおよぼしました。この地域は、かつて骨寺(ほねでら)村と呼ばれ、中世の村の景観を具体的に表した絵図(「陸奥国骨寺村絵図」)が残されているばかりでなく、その当時の農村風景を現在までみることができる非常に貴重な場所なのです。現在、平泉の都市と合わせて世界遺産への登録を目指しています。
 今回は、その被害状況を確認すべく、現地調査に行ってきました。見て回った限りでは民家への大きな被害はみられないものの、絵図にも描かれた駒形根神社の鳥居が傾き、石碑が倒れていました。
 一日でも早く地域の方々が普段の生活に戻れることと、被害箇所の修復がすすむことを願っています。

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