研究会のお知らせです。
平成23年1月10日(月・休日)に東北文化研究センターで取り組んでいるオープンリサーチセンター整備事業の研究会を開催します。
今回は、東文研PDの中村只吾さんにより「近世から近代にかけての漁師の知について─飛島の漁師の生業にみる─」と題してご発表いただきます。
飛島は、民俗・考古・歴史各分野が調査を進めているフィールドです。
調査に参加した方はもちろん、これから参加したいと思っている方も、ぜひ研究会に来て、いろいろご意見をいただければとおもいます。
詳しい時間やプログラムは以下の通りです。
よろしくお願いします。
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第5回歴史班研究会
【日 時】平成23年1月10日(月)14:00〜16:30
【場 所】東アジア民族文化アーカイブ研究センター
【趣旨文】
近年の近世漁業・漁村史研究においては、当時の漁師たちが魚の生態や自然環境などに関する知識を有し、それらが漁場争論などにおいても活かされていたことが解明されてきている。そうした研究動向をふまえ、本報告では、飛島(近世の大半は庄内藩領、現在は酒田市の一部)の漁師を対象に、近世の漁師たちが有した生業(特に漁業)に関する知や技術の検討をさらに深めてゆく。その際、それらは近代への移行に際していかなる様相を呈するのか、村・地域での立場や階層などによる差異は存在したのか、について特に注目してゆく。
【プログラム】
趣旨説明(14:00〜14:10)
入間田宣夫(東北芸術工科大学教授)
報告(14:10〜15:10)
中村只吾(東北文化研究センターPD)
「近世から近代にかけての漁師の知について
─飛島の漁師の生業にみる─」
質疑応答(15:20〜16:30)