いよいよ研修旅行も最終日。
この日、最初に訪れたのは秋田城跡。東北地方日本海側の大規模な地方官庁の遺跡です。出土品収蔵庫で秋田城跡調査事務所の方に解説をしていただきながら、出土品やジオラマなどを見学した後、秋田城跡史跡公園を見て歩きました。
史跡公園には外郭東門と築地塀が復元されています。これらは創建時の技術を使用し、復元されたそうです。
秋田城跡では、多くの遺構が発見されました。そのなかでも、有名なものは水洗厠舎跡です。
現在でいう水洗トイレで、建物などが復元されており、どのような造りになっていたのか見学することができます。
秋田城跡の次は、秋田市内にある佐竹史料館に向かいます。秋田市佐竹史料館では学芸員の方に解説していただきながら、館内を見学しました。この史料館には、熊の毛皮で作られた毛虫前立の兜や、甲冑など佐竹氏にまつわる様々な品が展示されています。
史料館の見学終了後は千秋公園内に復元された久保田城御隅櫓に登りました。
千秋公園の見学が終わった後、秋田名物のババヘラアイスを食べながら最後の見学地である秋田市民俗芸能伝承館に向かいました。
伝承館に到着後、まず江戸時代後期の商家である旧金子家住宅を見学させていただきました。解説員の方のお話を聞きながら、建物を見学した後、民俗芸能伝承館で竿燈の実演を見学させていただきます。
室内ということで小さ目の竿燈を使っているとおっしゃっていましたが、その迫力はかなりのもの。実演終了後、竿燈を体験できるコーナーがあり、数人の学生が挑戦していました。
秋田市民俗芸能伝承館の見学終了後は山形へ向かいます。途中、昼食で立ち寄った物産館でお土産を買いつつ、1日目に通った道を逆方向に辿ります。
お昼に秋田を出発し、夕方には山形に到着。最後に田口先生から締めの挨拶をいただき、大学前バスプールで解散しました。
歴史遺産学科に入って初めての旅行は、1年生にとってどのようなものだったのでしょうか。
よく学び、よく楽しめた旅行だったと思っていただけたら幸いです。