今日は戸塚山の発掘はお休み。学生2名と鶴岡にいってきた。
福島大学が調査している菱津古墳石棺をみせてもらうためだ。昨年、一緒に戸塚山の測量をした3年、4年生がそれぞれ進級し、上級生として調査をけん引している。卒業生も応援に駆け付け後輩たちをサポートする。暑い中、先生の指導のもと、いい緊張感をもって濃密な時間を過ごしているように見えた。
午後からは、湯田川温泉を抜けて田川の里を訊ねた。
いまは途絶えてしまった「田川櫛」作りゆかりの家々を訪ねるためだ。学生とともに自宅に保存されていた関係資料をみせていただき、お話を聞かせてもらった。
偶然出会った資料から細い糸をたどっていくと、その糸は枝分かれし、からみつつもだんだん太く確かなものとなっていく。そしてその先に隠れた歴史がよみがえってくる。
卒論でそんな研究の醍醐味を味わえた学生は幸せだろう。あんまりプレッシャーをかけると・・・・