歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2011-12-06

オオエーーエーエー


院生です。院生のくせにしゃしゃり出て今日は書きます。

今日は福田ゼミ+αで大江町に地形測量に行ってきました。以前にとった地形図に不備があったそうな。あらー。

そいうわけで、寒空の下大江町長畑遺跡に何か月ぶりに行ってまいりました。

幸い、今日はあまり寒くもなく、曇天のもと作業も快調、滞りなく調査は終了することができました。
あ、でも川べりの標高をとるのはちょっと大変でしたね。川に入った何名かは乙でした。

で、その帰り道に月布川というところによって、ちょいと石拾いをしてきたわけです。
今年の夏に調査をした縄文晩期長畑遺跡っていうのも、この月布川沿いの遺跡なのです。
月布川は、石器製作に適している良質の珪質頁岩が採取できることで有名らしいです。へェ。

冬の川って寒いですよね。冷たいですよね。
でも石ってものは水中に転がってるわけで、川に入らないと拾えないんですよね。

そんな冬の川に挑んだ勇者が2名いたんです。
うち一人は裸足になって川に足をつけた時点で挫折してました。彼の名誉のために断っておきますが、水は刺すように冷たく、とても耐えられたもんじゃないです。しょうがないのです。

しかし、彼女はやりました。長靴に穴があいたことにより、何かが吹っ切れたのか、浸水するのもいとわずに中州に向かって一直線。

その姿はまるで海を割って約束の地を目指すモーゼのような神々しさを放っているようでもあったりなかったりで。

見てて寒そうでした。

そんな彼女が試練に耐えて拾ってきた頁岩ですが、割ってみたらあまり良質ではなくポイされました。

切ないです。

でも頑張ったからって報われるとは限らないのが社会ってもんです。

しかし、これに懲りずにまた色々とがんばってください!

あと、4年生も卒論がんばれ。

んで、たまに休め。


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