歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2011-12-25

Chane村の窯焚き


chane村の3つの窯はフル稼働。

 Sさんの窯は朝から家族総出で窯出し、午後には別の家族の窯づめが始まる。
 Iさんの窯は朝まであぶり焚き、午前中に攻め焚きに入りお昼には閉塞した。現在、chane村の窯焚きは24時間で終わる。かつては2泊3日ほど焚いたというが、今では1泊2日。さらに驚いたのは古タイヤが燃料として使われていることだ。薪燃料の高騰が原因だ。攻めの時に5〜6本使う。油臭い黒煙が上がる。前回みた、「塩」は使われてはいない。
 Rさんの窯も朝9時には黒煙が上がっていた。攻め焚きが始まっている。

 今日はIさんの工房で成形方法を記録する。ここの成形は夫婦協業の手回し轆轤が特徴だ。直径53cmのコマ型で重さ42kg。マイ・ドゥの一木造りだ。ハイという壷やすり鉢の成形をみた。
 奥の2階建ての工房には蹴ロクロが2台置いてあった。聞くとスウェーデン人の夫婦が1年に一回ここに滞在して作陶していくそうだ。彼らが特注で職人に作らせたものらしい。

 昼食はIさんの自宅で食べることになった。生きたアヒル2羽と豚肉を買ってスープや串焼きなどを作った。アヒルの肉が少ないと思ったら、1匹は血抜きの前に逃げたそうだ!買ってきたSさんとさばいてくれたJさん、苦笑い(~_~;)
ここではお米は朝昼がカオニャオ(糯)、夜はカオチャオ(粳)だ。

 午後からはIさんの工房敷地をTさんと二人で平板測量した。Tさんが苦労して日本から平板やスタッフを持ってきたので活用せねば。

 夜、ナイトマーケットで水牛の角で作った櫛を買うのにおばちゃんに値切り交渉してると、隣で去年アッタプーでお世話になった情報文化省のT氏が買い物をしている。なんという偶然。1年ぶりの再会を喜び抱擁。同伴のベトナム人女性の具合が悪いらしく来年3月の再会を誓って別れる。







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