歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2011-12-27

樹液キーカンを塗る

p村Kさんの樹液塗りを見学した。
 焼き上がった土器を七輪の上におき、薪を焚く。熱くなったところでせんべいのような樹脂キーカンを棒の先につけて塗っていく。すぐ乾くので手につかない。植物性でいやなにおいもない。水漏れが無くなるのでお湯が速く沸く。外面の煤は洗うと落ちやすい。壊れにくい。水の貯蔵用には塗らないものを使う。もちろん、塗らないものより割高だ。キーカンは1枚5,000kip(50円)で市場に売っている。キーカンは接着剤として使用したり、古いシャツをこれを溶かしたお湯につけて洗濯糊?にしたりすることもあるそうだ。

 Kさんと別れて市場の価格調査に出かけた。ポーシー市場では、Lサイズのモーナムが80,000kip(800円、樹脂塗りなしは70,000kip)、旧ナーベンカム市場の前の店ではLLサイズのモーナムが120,000kip(塗りなしが100,000kip)。Mサイズが25、000〜30,000kip、Sサイズが20,000〜25,000kip。ナーベンカムのおばさんはここ1年土器は売れていないと。そのせいか破格の値段だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 朝ゴミ収集車が回ってきた。1週間に1回だけ来る。
出したのは籠1個分のみ。何とごみが少ないのか。
この家はレストランをやっているのにこの量なのだ。

車はゆっくり走りながらアシスタントが積み込み、ごみ箱は放り投げる〜

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