BAN・PAAOは鋳造の村だ。いまでも伝統的な方法で寺院の仏具やお土産物の鈴などをつくっている。カヨームの木からとったキスーという樹脂を上手に使う。昔は男だけの仕事だったが、今では家内工業的に女性や子供も手伝っている。
本体と紋様はすべてキスーでできている。内型・外型は粘土。大きいものだと籾殻をまぜる。型ごと焼いてキスーを蒸発させ、銅(真鍮)を流し込むと製品ができる。