歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2013-03-24

再びタケーク NB村で窯の実測

3月8日

サワンナケートを離れ、北上してタケークに向かう。国道13号線、信号はひとつもない。

途中トレーラーが荷崩れをおこして横転していた。どうみても過積載だろ。

 

 

 

お正月に通ったNB村。市場で昼食をとり、Tさんを訪ねる。「おう、また来たか・・・」窯を実測したい旨を告げる。自分の窯は今日は窯焚きしているので無理だ。他の人の窯を案内してもらう。ここでは600世帯中100世帯がクロック(搗き鉢)を作っている。

現在、アクティブな窯は30基あるという。ここは主力製品を若者でも作りやすいクロックに絞ったことで、大量生産が可能になり市場で生き残った。

 

最初に訪ねたところは窯詰め中で実測できなかった。次いで、お正月に訪ねたKさんの窯へ。あいにく留守。お正月にはここで窯焚きと窯づめを見学したので、ここを実測場所に決める。Tさんに携帯で連絡を取ってもらったらOKがでた。便利な世の中になったものだ。

 

 

 すぐに、平板1/100と手測り1/20の実測図をとる。

そうこうしているうちにKさん家族がヒュンダイ(2tトラック)に薪を満載して帰ってきた。1台50,000kipだ。意外と安い(500,000kipの間違いではないか?)。ここは深い燃焼部を掘り、太薪を大量に使う窯焚きが特徴。アリ塚の窖窯で土被りが厚く、蓄熱性重視の窯だきをしている。先のNLCと違って焼成部の床面には砂を敷く。製品の安定と床面に溶着しないようにするためだ。クロックはしっかり焼き締まる。ルアンパバン県のバンチャンとは大きな違いである。

 興味深そうに測量をみて、しばらく昼寝したらまた出かけて行った。村のお葬式だそうだ。

 

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