斜里町峰浜カモイベツ遺跡で発掘調査をしました。続縄文とオホーツク文化期の遺跡です。砂丘上の後背湿地に面した傾斜地に竪穴住居跡が5棟検出されていました。オホーツク文化(5〜9世紀)は海獣狩猟を特徴とする北方系の文化として知られています。住居は五角形や六角形の特徴的な形をしており、炉を囲むコの字形の貼り床やクマの頭骨などを祭壇に祀る信仰があります。