宮城県の利府町にある硯沢窯跡群の現地説明会に行ってきました。
メンバーは4年生俊&真理、3年生龍の3人です。
9時半に山形を出発し、3時間かけて行ってきました。
蔵王−宮城川崎だけ高速を使ってその後はひたすら下路で。yahoo地図を印刷し張り切って向かったのですが、長町からあるはずの道が地図にない・・。
3人で必死に青い標識を見ながら目的地を目指すも、はたと気づいたら福島方面に向かっている。真逆やん!!!車の中でぎゃあぎゃあ言いながら、なんとか市街地を抜け利府の標識発見。喜んで走っていたら降りるところをすんなりと通り過ぎる。あれーっ!!?結局最後には龍の高校時代の通学路を走って、12時半に無事到着。これがほんとの迷ドライバー。
硯沢窯跡群は赤沼両地区にまたがる春日窯跡群の西端にある奈良・平安時代の遺跡です。県内で初めて横口式木炭窯が見つかり、「宮城」や「宮木」と刻まれた須恵器が出土しました。
初めて見る木炭窯のスケールに4年生2人は大はしゃぎ。龍は一度見ているので冷静に解説してくれました。そのあとは地下式の須恵器窯の方へ。自分達が発掘した高安窯との大きさの違いにとにかくびっくり。剥がれた窯壁の幅何cmあるんだろう・・。
一通り見終わった後遺跡地図を見て、「あれ、俊ちゃんも一個木炭窯あるよ?「まじで?」「見たいよね・・。お願いしてみようか・・。」ってことになり利府町教育委員会の高橋さんのところへ。挨拶と自己紹介をしてお願いしてみたところOK頂き喜びまくる。
うきうきで連れて行ってもらい、俊ちゃんと高橋さんの間では活発な意見交換が。素敵です。私は龍に俊ちゃんがどうゆうことに対して疑問を持って質問しているのか後ろで解説。アップダウンが激しい現場のため話しながら向かったら息が上がりました。
春日窯跡群のひとつの大貝窯跡の竪穴住居から瓦を構築材や支脚に使用したカマドが出ていたので私もちゃっかり色々教えていただきました。
お願いして見せていただいた窯は現説現場からとても離れたところだったので、帰りに木炭窯のシート張りをお手伝いをすることに。3人で体を張って感謝の気持ちを表現しました。地下式の木炭窯は3mくらい深さがあって、脚ぷるぷる。作業員のおじちゃんおばちゃんに教えてもらいながら頑張る3人。ばてる3人。
シート張りが終わった後に高橋さんにお礼を行って帰りました。
利府町の窯跡の資料館による予定でしたが予想外にバテた為まっすぐ山形に帰りました。
とても勉強になり楽しい一日でした。