6月7日(土)午後から、文化財保存修復研究センターにて「野焼きと調理に関する実験考古学−スス・コゲから何が分かるか」をテーマとした4本の研究発表が行われました。
「民族誌からみた土器の野焼き技術」 小林正史(北陸学院大学)
「スス・コゲからみた古代の土鍋の使用形態」 北野博司(東北芸術工科大学)
「土器付着炭化物の正体をさぐる」 庄田慎矢(日本学術振興会特別研究員PD)
「炭素年代測定と安定同位体を用いた食性研究」 宮田佳樹(国立歴史民俗博物館科研費支援研究員)
参加者は南は山口県、岡山県、北は岩手県まで。大学関係では本学の他に明治大、東大、都立大、国際基督教大、山形大などから参加があり、全体で50名となりました。せまい教室に各地から集まった研究者と学生たちが熱心に発表に聞き入っていました。
2 日目は実験考古学のワークショップ。野焼きと炉調理、カマド調理と3グループに分かれてそれぞれ実験を行いました。本学からは歴史遺産のほか、美文、美術科などから約20名が参加。ほかに卒業生の小林啓、渡部裕司、小林克也、高橋静歩、三河風子、山戸和美。みなさん、ごくろうさんでした。