歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2009-10-15

ジャカルタ旅行記五日目その1【これがチャイナタウンですか??】

9月25日。出発を明日に迎えて、今日はなんだかコーランがしんみりと聞こえます。本日は訪れてみたかったチャイナタウンとお土産を買いにショッピングモールへ行きます。

裏路地に入り、曲がりくねった先にジャカルタらしくない建物が突如現れました。宗教や派閥に関して少し厳格なインドネシアなので、チャイナタウンのような宗教施設とは隔離されたような場所にあると思いこんでいたので驚きました…

街中に普通に紛れ込んでる感覚だなぁ…

訪れたチャイナタウンに約1万人住んでおり、周辺では一番大規模のものです。お寺自体は小さいのですが、周囲が住宅街となっています。お寺に入る道に足を踏み入れると、そこにはインドネシア人顔の人もいれば、中国、日本人にも見える人が地べたに座って井戸端会議をしています。久しぶりに見るモンゴロイドはなんだか新鮮に感じられました。自分がモンゴロイドなのに…
寺院内に入ると、広い空間が広がり、片側にはお堂が連なっています。奥へ進むと一番大きなお堂が現れ、その前には線香を立てる場所がありました。誰でも目にしたことがあるでしょう。細長い線香の束を持って祈りを捧げる姿。以前中国を訪問したことがありますが、このような光景を目にすることがそれほどなかったので新鮮に感じられました。
日本は「万華教」と言われるほど、文化が重層化しています。クリスマスにはツリーを飾り、正月はおせちを食べ、新年には宮参りをします。自分が何宗かもわからない人が増えてきました。外国では、無宗教と言うと驚かれます。これはこれで日本の文化なのでしょうが、信仰の場を訪れると信仰というものがなんなのかということに触れた気がします。本当に神を信じている人達の感覚は自分にはわかりません。多分いるんだろうな、という感覚でしかないですから。しかし、神や目に見えない何かを本当に信じている人達が見えている世界と、自分が見ている世界は確実に違うものだとわかります。





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