美文学科立体修復専攻の3年生たちが縄文土器の修復をしています。中期中葉の土器が中心で、展示方針を考えながら修復素材や見せ方を研究しています。
今日は夜に、この時期の土器に詳しい県埋文センターの職員の方に来ていただき、縄文土器の勉強をしました。
縄目の見方(原体の撚りや転がされた方向)、中期大木式土器の紋様変化、欠損部の紋様割付、修復方法について、学生や藤原先生とともに意見を交えました。修復家が対象物の世界をよく理解するために勉強することは当たり前のことですが、修復専攻の学生たちの真剣なまなざしと学びの姿勢に触れて、さて考古学専攻の我々はどうだろうか?と考えさせられる場面も。