山の内の雪まつりには、実験表現研究会の学生たちにも協力してもらいました。雪灯籠でどんなものを作るのか。民俗学を専攻している歴史遺産学科の学生たちと、芸術系である実験表現研究会の学生たちが、何度も話し合い(時には衝突しあい)を繰り返し、最終的に本番で作ったのが、この「おさいとながし」。雪まつりのイベントの最後に行われる火祭り「おさいと」をモチーフに、雪でおさいとを形を作って、そこに村の人々に顔を付けて象ってもらい、顔型の後ろをろうそくで照らす。すると、少し不気味に、顔、顔、顔が浮かび上がってきました。
山の内の方々も、「冷て!」と叫びながらも、何人も顔型をとってくれました。ご協力ありがとうございます。
翌日、地蔵講に参加したときにおばあちゃんたちに感想を聞いたところ、「最初は、どうしてあんなところに樹氷みたいなものをいっぱい作ってるんだろうって思ったけど、夜近寄ってみたら、顔だったんでびっくりした。」と。結構楽しんでいただけたようです。
歴史遺産学科と芸術系の学生とのコラボは、何とか成功したようです。