歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
*
2010-07-11

野焼き、そして양머리(ヤンモリ)

今日は土器チュートリアルで野焼きをしました。梅雨ということで天気が心配されましたが、雨も降らず無事開催です。8時に集合して準備開始です!!!

今回は覆い型と開放型という2つの方法で野焼きを行いました。このブログでも何回か紹介されていると思いますが、簡単に紹介を。

覆い型というのは弥生時代以降のやり方で、その名の通り土器を覆って焼きます。まずワラを敷いて、その上に土器を並べ間に細めの薪や木を置いていきます。その後全体を上からワラで覆っていきます。覆った後、上から泥をかぶせたりします。その方法も何種類かあるのですが、今回は青草を使用しました。ワラの上から青草をかぶせたら、点火!ワラが燃えて穴があいた所にワラを補給しながら焼いていきます。こちらのやり方は火をつけてある程度経つとほうっておいても大丈夫なやり方です。

開放型は縄文時代のやり方です。まず、火の回りで土器を乾かしていきます。少しずつ温まってきて土器の色がかわってくるのでたまに回転させてまんべんなく乾かします。周りが乾いたら、次は底。しかし、こんな方法で縄文時代の人たちが土器を乾かしていたかはわかっていません。あくまでここは現代の方法です。全体的に色が変わったら、火の中に土器を突っ込みます。ちゃんと焼けるように、火をまわしていきます。覆い型と違い、こちらのやり方は目が離せません。そして熱いです。今日も何回顔がやけるかと思いました。

上に書いたような方法で、同時進行で土器を焼いていきます。目にしみる煙と暑さとの格闘です。

今日は土器のほかに、先日の七夕の笹と短冊も燃やしました。願いが叶うようにみんなで手を合わせてお祈りです。どうか、叶いますように…!!!単位、とれますように…!!!あ、すみません、個人的な感情が…。

お昼はなんちゃってビーフシチュー(鶏肉使用)とご飯を炊きました。お米を炊く技術がまだまだない私たちです。やっぱり毎日野焼き場で経験を増やしていくのが上達への道なのでしょうか…。ここでびっくりな出来事が!米を炊いた土器に人面ススが付いていたのです!なんか笑ってるし…かわいいけど不気味ですね。

さて、タイトルにある양머리(ヤンモリ)にここまで全く触れずに来ましたが…気になっている方も多いのでは?양머리(ヤンモリ)というのは韓国の女性がサウナに入る時につかうタオルの使い方です。頭にかぶります。頭の脇にまるっこいのが2つあって羊みたいでかわいいんです。北野先生が初めにかぶってみたら、「かわいい!」との声が次々と。いろんな人にかぶせてはかわいいを連呼してしまいました。ヤモラーなんて造語を作るまでに大フィーバー!!(一部で)みなさんも是非やってみてください。可愛いです。やり方を知りたい方は是非土器チュートリへ!笑

土器は何個か割れてしまったものもありますが、なんとか焼きあがりました。みんないい感じです。よかったね!焼き方にはまだまだ改善の余地がありそうです。次はもっと火を巧みに使ってうまくやらなくては!

次の野焼きは後期になるでしょうか。
何回も場数を踏んで、腕をあげたいですね!

以上、長くなりましたが、
양머리(ヤンモリ)の可愛さに過剰に反応してしまった2年あべちゃんがお送りしました。








最近の投稿

最近のコメント

アーカイブ

カテゴリー

メタ情報

東北芸術工科大学
TUADBLOG