田口ゼミ3年の村です。
少し日が経ってしまいましたが、8月9〜12日に行ったオープンリサーチ事業について書かせていただきます。
調査先は秋田県戸賀湾です。秋田県の形が右を向いた人の横顔だとすると、ちょうど鼻の頭の当たりになりますかね。
田口先生、鈴木さん、森本先生と、3年生3人、1年生2人の少数メンバーでした。
オープンリサーチ事業としては3回目の調査で、日本で唯一現存する丸木舟の実測、集落図作成は終わっています。
というわけで今回は古写真の収集と集落図の修正が主な活動になりました。
大学を9時すぎに出発し、休憩を取りつつも着いたのは夕方5時頃・・・。長時間の運転、先生本当にお疲れ様でした。
1日目は移動で終わってしまいました。
2日目から調査開始。午前中は先生方から話を聞きながら、全員で集落を周りました。
歩いていると船着き場の広場で5〜6人の現地の人々とお会いしました。話を聞くと漁業に使う網を綺麗にしているとの事。網を見てみると確かに細かい藻のようなものが絡んでいました。3か月くらいでこうなってしまうそうで、皆で暑い中掃除なさっていました。
私はその辺りから暑さによりくらくらしてしまい、先生のお気遣いにより、皆でお昼御飯&休憩タイムへ・・・
黒は光を集めるといいますがここまでの暑さだととんでもないですね・・・油断していました。申し訳なさでいっぱいです。フィールドワークでは自己管理も大切です!
午後からは先生方は以前の調査で宿泊させていただいた三浦荘という民宿に古写真があるという事で、お話を伺いに。
学生は2日目の午後と、3日目は集落図修正を行いました。前回2月の調査がとんでもない寒さだったため、涼しいかと思ってみたらとんでもない!買ったばかりの飲み物はバックに入れても1時間でぬるま湯に・・・。
そして調査内で大切なのは地元の人との触れ合い。
海水浴客の車がたくさん通りすぎる中で、リュックを背負って帽子を被り、家々の周囲をうろうろしている若者がいると、やはり興味をもたれます。
この時、話しかけて警戒心を解いてもらうよう働きかける事は結構勇気がいります。でも話しかけてみると、多くの人々が優しくしてくださり、非常に心が暖まります。こういった喜びがフィールドワークの醍醐味だと私は個人的に思っています。
3日目の午後、丸木舟について地元の方にお話しを聞かせてもらう事になり、私を含む3年2人は引き続き集落図修正、他のメンバーはその方を訪ねてお話を伺いました。
2,3日目の夕方は三浦荘の方に誘われて、心太や寒天、アイスや飲み物を頂きました。暑かった後の甘いものはとても沁みますね。
台風が近づいているという情報を得て、4日目は朝から大学へ向けて出発。帰り道ものすごい雨でした。
今回は聞書きもほんの少ししか出来ず、満足のいく結果にはなりませんでしたが、引き続き現地へ赴き調査を続ける予定です。
来年にはブックレットを出す予定ですのでお楽しみに!