久しぶりに穏やかな秋の日。野焼き場では、1年生が考古学の授業の企画で活動しています。一生懸命「穴掘り」するグループ、はしごに登って蔓を採取するグループ。その時、卒業後7年間音信不通だった元ゼミ生がふらりと訪ねてきた。手に差し入れをぶらさげて。
立ち話で、足早に7年間を振り返った。就職、転職・・・、北海道、八戸を経て、今は東京で立派に仕事をしている。大学時代とは違って、自分自身についてしっかり話ができる青年に成長していた。仕事に余裕があるときには遺跡や博物館をみたりしてるらしい。
そして、2年生の時、考古学の授業で焼いた縄文土器を今でももっているという。大学時代を思い出し、成長の過程を振り返るアイテムとなっているようだ。なんとなくうれしく、日が陰り冷えはじめた体が温かくなるのを感じた。